戦争

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2023年8月13日~23日

第2239回

断じて

戦争に反対する!

二度と繰り返すな!

 

そのための人間革命運動である>

 

 私は、断じて

 戦争に反対する!

 絶対に反対する!

 私と同じ世代の

 多くの青年たちが、

 国家からはおだてられ、

 喜び勇んで、

 戦地に行かされた。

 しかし、

 その家族の心の奥には、

 どれほど苦痛と悲嘆と

 不幸のわびしき嵐が

 吹き荒れていたことか。

  

 戦争ほど

 悲惨なものはない。

 戦争は絶対悪である。

 断じて二度と

 繰り返すな!

 この誓いを

 新たにしたい。

 そのための

 人間革命運動である。

  

 人類が目指すべきは、

 多様性を尊重し、

 互いの差異を

 新たな価値創造の

 源泉とし、

 プラスの影響を与え合う

 共存共栄である。

 そして、いかなる国も、

 いかなる民族も、

 “かけがえのない存在”

 として尊重され、

 皆が調和していく

 地球社会の建設なのだ。

  

 「平和の文化」といっても、

 どこか遠くに

 あるものではない。

 自身の心のなかに、

 多様性を尊重し、

 他者を慈しむ、

 寛容と非暴力の精神を、

 いかに築きゆくか。

 換言すれば、

 他者を差別する

 不寛容の心、

 狭隘なるエゴの心を

 超克しゆく

 「内なる変革」への

 挑戦から、

 私たちは

 出発すべきなのである。

  

 乱世を照らす

 立正安国の哲学を、

 人類が渇仰している。

 我らは一歩も退かない。

 一人一人と

 確信の対話を広げ、

 民衆の笑顔が光る

 生命尊厳の社会を

 築きゆこう!

 

2023年8月13日 池田先生の写真と言葉「四季の励まし」

 


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2021年12月9日

第1820回

二十世紀は大量殺戮の世紀

 

<人間を手段とせず、目的とせよ!>

 

 それから、十四年の歳月が流れようとしていた。

 山本伸一の一行は、ラングーン市内の日本人墓地で、「大東亜戦争陣没英霊之碑」に向かい、日達法主の導師で読経・唱題した。

 伸一は、長兄をはじめ、ビルマ戦線で死んでいった人びとの冥福を願い、真剣に祈りを捧げた。

 唱題の声が、夕焼けの空に広がっていった。

 伸一の唱題は、恒久平和への強い誓いとなっていた。

 追善の唱題を終えると、彼は、心に長兄の顔を思い浮かべながら、日達に言った。

 「ともに勤行していただき、ありがとうございました。兄をはじめ、ここで亡くなった戦没者の方々への最高の追善になったと思います」

 伸一は、戦没者の碑の前に、しばらく佇んでいた。

 彼は思った。

 ──戦争という愚行を、人類は決して犯してはならない。

 しかし、振り返ってみれば、二十世紀は「戦争」と「革命」に明け暮れ、既に三分の二が過ぎようとしている。

 そして、戦時中の日本に限らず、どの国も「民族」や「国民」のためと言いながら、結局は、権力が人間を利用し、手段としてきた。

 伸一は「汝の人格ならびにあらゆる他人の人格における人間性を常に同時に目的として使用し、決して単に手段としてのみ使用しないように行為せよ」との、カントの言葉を思い起こした。

 この〝人間を手段とせず、目的とせよ〟という原則は、国家権力にも例外なく適用されなければならないはずだ。ところが、国家対国家の戦いのもとで、その犠牲になるのは、いつも人間であり、無名の民衆ではなかったか。恐るべき本末転倒といってよい。

 彼は二十世紀という時代が、大量殺戮に明け暮れてきたことを思うと、胸に、怒りと悲しみがあふれた。

 

<新・人間革命> 第3巻 平和の光 294頁~295頁

世界広布新時代

創立100周年へ

2030年 

 

世界青年学会

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広宣流布大誓堂落慶

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