日めくり

2021年12月4日

第1811回

信心といっても、

決して特別なことをするのではない

 

<活動の進め方>

 

 翌二月九日、一行は、昼前にビルマを発って、タイのバンコクに向かった。二時間ほどの空の旅である。

 バンコクの空港には、二人の日本人のメンバーの壮年が迎えてくれた。

 二人とも信心を始めて間もなかったが、自分たちも、いよいよ広宣流布のために立ち上がろうかと、話し合っていたとのことであった。

 夕方、一行はバンコクの日本食のレストランに食事に出かけた。

 そのレストランで、女性従業員が山本伸一に声をかけた。学会員であった。

 あまり信心に励んではこなかったようだが、伸一や婦人部長の清原かつの顔は、日本にいた時、聖教新聞などの写真で見て知っていたという。

 伸一は、今回の訪問地には、全く学会員のいない国もあると思っていたが、これまでのところ、どの国にもメンバーがいたことになる。

 夕食を終えてホテルに戻ると、空港で迎えてくれた二人の壮年がやって来た。

 皆でホテルの庭で懇談した。二人とも、活動の進め方については、よくわからない様子であった。

 伸一は、噛んで含めるように指導していった。

 「信心といっても、決して特別なことではありません。まず、朝晩の勤行をしっかり励行し、自分の周りで悩みを抱えて苦しんでいる人がいたら、仏法を教えてあげればよいのです。つまり、周囲の人を思いやる友情を広げていくなかで、自然に布教はできていくものです。焦る必要はありません。

 そして、信心する人が出てきたら、互いに励まし合い、守り合っていくことです。そのために、組織が必要になるんです。

 もし、皆さんが希望するなら、近い将来、タイにも地区をつくります。また、皆さんを応援する意味から、今後は、幹部を定期的に派遣することも考えていきます。

 ともかく、広宣流布の時が来ている。これからは、タイにもメンバーが、たくさん増えていくはずです」

 メンバーが増えていくと言われても、彼らには、そんな実感をもつことはできなかった。しかし、地区の結成という話は、二人の壮年にとって、大きな目標となった。

<新・人間革命> 第3巻 平和の光 311頁~312頁 

日めくり御書

2021年11月24日

極善の妙法で生命を染め抜け

 

 『雪至って白ければそむるにそめられず・漆至ってくろければしろくなる事なし、此れよりうつりやすきは人の心なり、善悪にそめられ候』

(西山殿御返事、1474ページ)

 

〈通解〉

 雪は、極めて白いものであるから、染めようにも染めることができない。漆は、極めて黒いものであるから、白くなることはない。雪や漆と違って、移りやすいものは人の心である。善にも悪にも染められるのである。

 

〈池田先生が贈る指針〉

 心は移ろう。悪縁に染まれば濁り乱れる。だからこそ、御書の明鏡に照らして魔を魔と見破り、極善の妙法で生命を染め抜くのだ。

 学会はどこまでも「御書根本」で進む。ゆえに何ものにも揺るがない。一切を変毒為薬し、価値創造の未来を力強く開いていける。いよいよ御書と共に「御信心をば雪漆のごとくに」!

 

2021年11月24日〈御書の旭光を 池田先生が贈る指針〉63 

あなたに贈る日めくり

今月のメッセージ

2021年12月度

信心の「心ざし」は自在なり

 

 信心とは、

 何ものにも揺るがず、

 何ものにも侵されず、

 何ものにも屈しない、

 最も深く、

 気高く、

 強き心である。

 

 日蓮大聖人は、

 大法戦を開始された御自身の出発点を

 『いかなる大難にも退せぬ心』(1488頁)

 と仰せられた。

 

 初代・牧口先生、二代・戸田先生以来、

 この御心を継ぎ、

 勇猛精進を貫いていることが、

 創価の師弟の誉れである。

 

 とりわけ、

 全世界がコロナ禍に直面した

 去年、今年は、

 あらゆる動きが制限される中で、

 広宣流布の流れが

 停滞し後退させられかねない

 試練であったといってよい。

 

 しかし、学会家族の信心の「心ざし」は、

 いささかたりともひるまず、

 退かなかった。

 

 いずこの国・地域も、

 思うように集まれなくとも、

 互いに気づかい支え合い、

 聡明に工夫して

 異体同心の団結を深め、

 断固と前進してきた。

 

 そして民衆と社会の安穏を祈り、

 変毒為薬の光を送って、

 立正安国の希望・勝利の実証を

 打ち立てたのである。

 

 御本仏の御称讃はいかばかりであろうか。

 『北国も東国も西国も南国も一同

 やみなげくよしきこへ候、

 かかるよにいかなる宿善にか・

 法華経の行者をやしなわせ給う事

 ありがたく候ありがたく候』(1552頁)

 これは、当時、

 二年にわたる疫病の大流行の渦中も、

 変わらぬ心ざしで大聖人をお守りし、

 先頭に立って強敵に立ち向かった

 南条時光への御聖訓である。

 この功徳は、

 亡き家族への最高の追善になり、

 自身を荘厳し、

 さらに一切に及ぼしていけるとも示されている。

 

 それは、今この時に、

 自発能動の信心で戦いを起し続けている、

 わが同志一人一人への

 御照覧に他ならない。

 

 信心の心ざしは

 自在であり、

 壮大であり、

 永遠である。

 『心の一法より国土世間も出来しゅったいする事なり』(563頁)

 と明かされている通り、

 新たな年も、

 御本仏と共に、

 妙法と共に、

 立正安国と一閻浮提広宣流布、

 そして

 末法万年尽未来際への令法久住を心ざし、

 明朗に進みゆこう!

 

 人類も地球も宇宙までも、

 元初の太陽の心で

 悠々と照らしながら、

 青年・飛躍の大ドラマを綴りゆくのだ。

 

 真金を

   鍛える試練を

       勝ち越えて

    万年までの

        大河は無窮と

 

2021年大白蓮華12月号№866 巻頭言

日めくり人間革命URL


世界広布新時代

創立100周年へ

青年・飛躍の年

(2022年)

2013.11.18

広宣流布大誓堂落慶

更新日

2021.12.4

第1811回

 

日天月天ワンショット

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