日めくり

12月10日

第1568回
信仰こそ「人生究極の力」

<悪と戦えば自分が善に>

 

 フランスの文豪ロマン・ロランは、ちようど一八六六年のきょう、一月二十九日の生まれである。今年で生誕百三十五周年。牧口先生より五歳年上である。
 文豪の言葉を記念に贈りたい。
われわれにとっていちばん必要だったのは、安らぎではなくて、襲ってくる運命に立ち向かうための、精神的な力であった。そしてその力の第一のもの、力すべての源は、信念であった」(蛯原徳夫『ロマン・ロラン研究』第三文明社)
 精神の力の根源は、信仰である。信仰こそ、人生の究極の力である。ロランはつづつている。
 「ああ、強いことはなんといいことだろう! 強くて苦しむことは、なんといいことだろう!」(『ジャン・クリストフ』豊島与志雄訳、岩波文庫)
 信仰とは「精神の強さ」である。人間としての「生きる力」の泉である。弱い信仰は、本当の信仰ではないのである。
 強き人には、″苦悩の烈風″さえも″歓喜の春風″に感じられる。
 弱き人は、すべてが地獄の苦しみとなる。それでは敗北者の姿である。
 「友のために」「広宣流布のために」――悪と戦い、一切の苦悩をも楽しみながら、悠然と前進してまいりたい。

 ロランは叫ぶ。
 「闘いよ来れ、それによってぼくはよりよく生きるだろう」(「どこから見ても美しい顔」宮本正清訳、『ロマン・ロラン全集』36所収、みすず書房)
 これが学会精神である。
 また「悪をつよく憎まないものは、善をつよく愛さないものである」(「民衆劇論」宮本正清訳、同全集9所収)と。
 牧口先生の精神と同じである。仏法にも通じる。一流の思想家の言葉は仏法の真髄を含んでいるものだ。
 断じて悪と戦うことである。悪と戦えば、自分が善になる。反対に、悪を許せば、自分が悪になってしまう。また、悪と戦わなければ大功徳は出ない。
 大聖人は「功徳」について「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり」(御書762頁)と仰せである。
 自分自身の濁った生命も滅し、清らかな心が生じる。これが「功徳」である。悪を責めることによって、この功徳が得られるのである。
戦いましょう! 善の勝利のために!(拍手)

 

2001年1月29日 第二回本部幹部会、第一回四国総会

 

日めくり御書

11月4日

 

『大風吹けば求羅(ぐら)は倍増するなり』

 

(四条金吾殿御返事、1136頁)

あなたに贈る日めくり

もう一度日めくり

10月21日

第1280回
真剣な一人が立てばよい


 <組織の論理だけで押し切るな!>

 

 古来、中国では、桃や李は優れた人格の象徴とされた。
 唐代の詩人・李賀の詩にも、次のような一節がある。
 立場が変わり、境遇が変化した人への励ましの言葉であった。
 「自ら是れ 桃李の樹(じゅ) 何ぞ畏(おそ)れむ 蹊(けい)を成さざるを」
 ――あなたは桃李(=桃や李)の木の如きもので花が爛漫とうるわしく咲いている、だまっていても人が寄ってきて、下には自然と小路ができるというものだ。(『李長吉歌詩集』鈴木虎雄注釈、岩波文庫)
 たとえ一本でも、美しく咲き香る木があれば、あたり一面がなごみ、華やぐ。組織も同じである。「真剣な一人」がいれば、全体が大きく変わっていく。「一人」が立てばよいのである。
 仏法の世界とは、こうした「人間性の花」を咲かせながら、あの地にも、この地にもうるわしい友情を広げていくものである。組織の論理だけで押し切っていくということがあってはならない。
 「ああ、あの人はすばらしいな」「あの心、あの生き方に感動する」――そのように人格を慕われて、おのずから広布の道ができていくのである。

 

2016年10月18日付 聖教新聞 本部幹部会で紹介されたSGI会長の指針 

今月のメッセージ

2018年12月度

「皆仏になれ」と功徳満開に!

 

 仏道修行は、峻厳なる「冥の照覧」に包まれている。
 ゆえに信心の世界の苦労だけは、一切合切、無駄がない。
 御聖訓には、『雨ふり・かぜ(風)ふき・人のせい(制)するにこそ心ざしはあらわれ候へ』(種種物御消息、1548頁)と示されている。
 自然災害が打ち続いた今年も、わが同志は、まさに雨にも風にも負けぬ「心ざし」で広布に走り抜いてくれた。
 御本仏・日蓮大聖人の御賞讃はいかばかりであろうか。
 『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず』(報恩抄、329頁)との一節に照らし、我らは一年一年、極楽の百千万年分もの功徳を積みゆく大闘争の年輪を刻んでいるのだ。
 一人一人の奮闘と陰の労苦を労い、新年へ出発しよう!『ほむれば弥功徳まさる』(妙密上人御消息、1242頁)との仰せの通り、讃え合う真心に、自他共の喜びと力が漲っていくからだ。
 今やこの希望のネットワークは全地球に広がった。
 先駆の夫妻を激励された御書には『国中の諸人・一人・二人・乃至千万億の人・題目を唱うるならば存外に功徳身にあつまらせ給うべし』(同、1241頁)とお約束である。
 座談会での体験談が集った友に波動を起こすように、世界広布が進めば進むほど、その大功徳は、大海の如く、須弥山の如く、創価家族の皆の生命に集まり具わるのだ。
 だからこそ戸田先生は、「学会と共に生き抜いてごらん。今の悩みは、必ず全部・功徳に変わる。その人間革命の歓喜で人類の幸福と平和に尽くすんだよ」と励まされた。
 なかなか結果が出なくとも、また、高齢や病気などで動けなくとも、妙法で結ばれた異体同心の連帯と一緒であれば、永遠に「常楽我浄」の軌道を上昇できるのだ。
 大聖人は若き南条時光に『一切衆生の恩』を明かされ、『生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり』(上野殿御消息、1527頁)教えられた。
 新しい一年も、我らは『皆仏になれ』と祈りを込めて、広宣流布、立正安国の対話に勇んで挑みゆこう!
 楽しく朗らかに仏縁を結びながら、『悪を滅し、善を生ずる』功徳の花を満開に咲き薫らせようではないか!

 

 風雪に
  宝樹と伸びゆく
   君なれば
  功徳と勝利の
    年輪刻めや

 

 大白蓮華2018年12月号№830巻頭言
 

 

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未来部用の御書


世界広布新時代

創立90周年へ

「創価勝利の年」

(2019年)

2013.11.18

祝広宣流布大誓堂落慶

更新日

2018.12.10

第1568

 

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