友好・信頼・連帯

2024年7月31日

日中友好青年交流団に参加して

 

 中華全国青年連合会(全青連)の招へいによる「日中友好青年交流団」が17日から20日まで訪中した。団員の手記を掲載する。

 

西方青年部長(団長)

 

平和の基盤を共に築く

 全青連と学会青年部の交流は、池田大作先生が1984年の第6次訪中で提案されたものです。翌85年に中国の青年代表団が来日した折に、東京・信濃町の旧・聖教新聞本社で最初の議定書の調印式が行われました。明年で40年を迎えるのを前に、新たな交流議定書を調印することが今回の目的でした。

 くしくも訪中初日の7月17日は、池田先生が大阪事件で不当逮捕され、2週間に及ぶ投獄から釈放された日でありました。どこまでも民衆の幸福を願い、世界中に友情の連帯を築かれた先生の心を胸に、日中友好の「金の橋」を一段と強固にするのだと、厳粛な思いで全青連本部を訪問しました。

 日中国交正常化提言で池田先生は、「およそ国交の正常化とは、相互の国民同士が互いに理解しあい交流しあって相互の利益を増進し、ひいては世界平和の推進に貢献することができて、初めて意義をもつ」と訴えられました。そのことを踏まえ、今回の交流議定書では新たに気候変動対策や文化、教育、防災・減災、不戦など、共に関心を寄せるテーマで協働していくことを約し合いました。

 調印式に先立って行われた会見で全青連の徐暁主席は、青年部が取り組んでいる「SOKAグローバルアクション2030」等の活動について「大いに賛同します」と評価されました。さらに本年9月に国連で「未来サミット」が開かれることから、全青連としても積極的に貢献したいと述べられたのです。

 私から、未来サミットに向けて、青年部としてもSGIユースとして本年3月に未来アクションフェス実行委員会に参画したほか、青年の声を主流化しつつ、核兵器廃絶や気候変動対策の分野で活動を広げている模様を伝えると、徐主席は「美しい未来のため、世界のために協力していきましょう」と語られました。

 今回、新たに交流を結んだのが100年以上の歴史をもつ「中国青年出版総社」です。18日の交流会には中国の若手作家の方々も参加され、両国の文化や日常を学ぶ貴重な機会となりました。

 文学の話から中国と日本の若者を取り巻く状況に話が及ぶ中で、国は違えど、人々の生活や悩みが多様化している点は同じであるとの思いを改めて深くしました。

 語らいの中で同社の張健為理事長は、2005年に全青連の団員として来日した当時を振り返り、池田先生が団員に対して、到着から帰国するまで微に入り細に入り激励されたことを鮮明に覚えていると、しみじみと述懐されていました。

 最後には出版業務の責任者の方から、「中国の若者のために有益になる池田先生に関連する書籍を出版したい」との話が出るなど、「一人を大切にする」「青年を大切にする」という先生の一貫した哲学・思想が、時代を超えて両国の青年を魅了していることを感じました。

 今後も青年世代の友情を育むとともに、世界平和のために共に汗しながら“21世紀前半の50年でアジアをはじめ世界の平和の基盤を築く”との池田先生のご構想の実現に取り組んでまいります。

 

清水女子学生部長

 

未来のための友情結ぶ

 今回の訪中で特に印象的だったのは、中国の次世代の指導者を育成する「中国青年政治学院」の訪問(19日)でした。次代のリーダー育成や学生事業などを語り合う「日中青年ワークショップ」が開催され、私と森薗学生部長から学生部の理念や取り組みについて報告しました。

 池田先生はかつて、周恩来総理夫妻が創立まもない同学院を訪問された時のエピソードを紹介してくださったことがあります。それは、学生たちが歌劇を上演して周総理夫妻を歓迎したことに対し、終了後、夫妻がすぐに舞台裏に駆け付けて一人一人と固い握手を交わされた。そして隅の方にいた女子学生に、「目立たない陰の使命こそ大切です。どうか、無名の英雄として光っていってください。陰の使命に徹してこそ、表舞台で活躍できるのです」と語り、励まされた――というものです。

 ワークショップではこの話を通して、周総理と先生に共通する「民衆のため」という理念こそ、リーダーを育成する上で根本の視点であると述べると、参加者から共感が寄せられました。

 その後、中華全国学生連合会(全学連)の劉明璇駐会執行主席が登壇しました。同連合会は7万8000以上の学生団体が加盟し、実に1億3800万人もの学生が所属しており、大学と学生の架け橋の役割を担っています。同連合会のリーダーは学業で優秀な成績を収め、かつ人格面でも周りの学生から認められるなど最優秀の学生が務めるそうです。

 劉駐会執行主席の話す内容や誠実な振る舞いに、心から感銘しました。ワークショップ後には、同世代の友人として将来のことや日常生活について語り合いました。「日本に行って、すき焼きを食べたり、富士山の写真を撮ってみたい」と人間味あふれる面も垣間見ることができ、中国に大切な友人をつくれたことが何よりの思い出となりました。

 ワークショップに続いて行われた張伝慧執行院長との会見では、張執行院長が「池田先生はわが学院の第一号の名誉教授であり、創価学会の皆さまにはとても親しみを感じています」と、私たちの来訪を心から歓迎してくださいました。人材育成について語らいが進むと、張執行院長は、未来のため、世界のために今後、交流・協力をしていきたいと語られました。

 私は今回が初めての中国訪問でしたが、交流した先々で温かい真心に触れ、また、皆さんがそれぞれの分野で懸命に努力されている姿が深く心に残りました。情報があふれ真偽を見極めるのが困難な時代だからこそ、誤解や偏見が簡単に生まれてしまうとの思いを新たにするとともに、実際に足を運び、直接会い、信頼と友情を結ぶことが平和な未来への直道であると感じました。

 池田先生が学生部総会の席上で「日中国交正常化提言」を発表された歴史を胸に、「日中の青年が、互いに深い友情に結ばれ、共に肩組みながら未来に向かって進む」とのご期待にお応えできるよう、足元から日中友好のための行動を積み重ねていきます。


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2024年7月30日

中国最高峰の名門・清華大学と創価大学の共同研究拠点

 国際平和研究センターが設立

 

日中友好へ池田思想の探究と青年・文化交流を推進

 邱党委書記が来日し調印式

 

 中国最高峰の名門・清華大学と創価大学の共同研究拠点「国際平和研究センター」が、両大学に設置されることが決定した。覚書調印式が29日、東京・八王子市の創大中央教育棟で挙行され、清華大学の邱勇党委書記、楊斌副学長、李廷江日本研究センター主任、創大の田代理事長、鈴木学長らが出席した。

 ◇ 

 創立110年以上の歴史を誇る清華大学。各界に多彩な人材を送り出し、英国の教育専門誌が発表した“世界の大学ランキング2024年版”ではアジア第1位に輝いた。

 10年5月、池田大作先生に「名誉教授」称号を授与。授与式の席上、先生は、リーダーシップが光る逸材を育んできた清華大学の伝統に学びたいと述べ、その一つとして、苦難に挑む「勇気」の重要性を訴えた。

 18年には、東京富士美術館所蔵作品による「西方絵画500年」展を同大学の芸術博物館で開催。翌年、同展の実現などへの貢献に対し、同大学は先生に「感謝状」を贈っている。

 両大学は03年に交流協定を締結。以来、教員と学生の往来が続く。

 このほど設立が決まった国際平和研究センターは、両大学が持つ海外各国の大学・研究機関とのネットワークを生かし、日中友好や世界平和の促進を目指す。

 共同フォーラムや講演会、研究会を行うほか、教員と学生の交換プログラムを実施。池田思想の探究とともに、民間・青年・文化交流などを進めていく。

 調印式では、創大の鈴木学長が、創立者・池田先生と周恩来総理の会見50周年の本年を両大学のさらなる発展への起点にとあいさつ。清華大学の邱党委書記は、同センターの設置は両国友好にとって重要であり、文化・教育交流を通して協力関係を一段と強めていきたいと語った。


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2024年6月14日

7月 青年訪中団を派遣

中華全国青年連合会の招へいで

 

 創価学会青年訪中団(団長=西方光雄青年部長、副団長=林玲子池田華陽会委員長)が7月に派遣されることが決定した。

 中国最大の青年団体である「中華全国青年連合会(全青連)」の招へいによるもの。

 学会青年部と全青連の交流は、第6次訪中(1984年)の際の池田大作先生の提案が契機となって始まった。翌85年に中国の青年代表団が来日して、東京・信濃町の旧・聖教新聞本社で最初の「交流議定書」が調印された。

 以来、さまざまな困難を越えて先人たちが築いてきた友誼の「金の橋」を世々代々にとの決意で、訪問団を派遣し合い、交流を積み重ねてきた。

 今回の訪中団は、青年部の平和運動「SOKAグローバルアクション2030」の一環として、友好の絆を強めるとともに、持続可能な社会の実現に向けた協働を話し合う予定となっている。


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2024年6月5日

中日友好協会 常務副会長

程永華氏の基調講演

 

青年への4つの指針

客観的な認識

学び合いの伝統

国際的な視野

両国友好を堅持

 

 池田大作先生の初訪中50周年に当たる年に、中日青年友好の交流活動を行うことは特別な意義があります。池田先生が架けられた「金の橋」を継承するため、青年の皆さんと共に中日関係の未来について考えてみたいと思います。

 私が日本語を学び、外交という仕事を選んだことに関して、周恩来総理に感謝しなければなりません。総理のもと1963年、国内に八つの外国語学校が創立されました。私はこのうちの長春外国語学校に入学しました。

 そこで日本語を学び、外交の道へ歩み始めたのです。外交官を目指していた1972年、アメリカのニクソン大統領の訪中などがありました。その後、周総理が若手の育成に注力するように指示し、私は派遣留学生として来日したのです。

 当時を振り返る時、創価大学や池田先生のことが思い起こされてなりません。先生は中国人民がよく知り、かつ尊敬する古き良き友人です。長年、中日友好事業に取り組み、両国関係の回復と発展に多大な貢献をされてきました。

 68年には決然と日中国交正常化提言を行い、優れた勇気と高い見識が大きな反響を呼びました。先生は10度も訪中し、特に74年の周総理との面会は、中日友好の歴史に永遠に刻まれるものとなっています。

 75年、池田先生自ら身元保証人となって、私を含む6人の中国人留学生が創価大学に入ることができました。先生が私たちに、周総理との思い出を語られたり、キャンパスに「周桜」を植えることを提案されたりした光景は、昨日のことのように目に浮かんできます。

 日本の学生と一緒に過ごした滝山寮での生活も思い出されます。雪合戦したり、卓球をしたり、滝山祭ではギョーザの作り方を教えたりした日々は今でも忘れられません。

 この留学を通して、日本文化の理解を深め、真実の友情を得ることができ、その後の私の駐日大使等の仕事に、大いに役立つ経験になりました。

 2019年5月、私は9年3カ月の在任期間を経て、駐日大使の任務を終えました。歴代で最長の任期だといわれています。

 日本で勉強や仕事をした年月は、ちょうど30年です。両国が一つ一つの問題を解決し、関係を大きく発展させてきた過程を、この目で見てきました。特にここ十数年は、両国関係は困難な時期を経て、正しい軌道に進み、新たな方向に向かっています。近年は人の往来、貿易、経済などの分野で、かつてないほど発展してきています。

 昨年11月の習近平国家主席と岸田文雄総理大臣との会見をはじめ、先日には中日韓首脳会談がありました。このような対話と交流を維持し、中日関係が新しい軌道に沿って持続的に改善・発展するよう推進しなければなりません。

 今回、青年を中心とした創価学会代表訪中団は、両国の人的交流の強化において重要です。青年はそれぞれの国の希望であり、中日友好の未来と使命を担います。そんな皆さんに希望を託し、四つの指針を贈ります。

 第一に、理性をもって客観的に相手を認識していただきたいということです。

 中日両国は地理的に近く、漢字など文化的に類似するところも多い。ただ、ここに大きな落とし穴があることを忘れてはいけません。初めから、考え方も物事の見方も同じだと思い込むと、誤解を生みやすい。むしろ“違いがある”と意識すれば、共通点や共感を見つけやすくなります。これは私が実体験から学んだことです。

 中国にも日本にも「百聞は一見に如かず」という言葉があります。自分から相手に近づき、共に過ごし、両国の相互信頼への努力をしてください。

 第二に、互いに学び合い、社会の発展のために積極的に取り組んでいただきたい。

 歴史的にみても両国は2000年もの間、互いから学び合い、進歩を遂げてきました。

 この姿勢は、これからも変わることはありません。皆さんは「学び合い」という優れた伝統を受け継ぎ、相手の良い面を積極的に取り入れ、社会の進展に資する人になってください。

 第三に、国際的な視野をもっていただきたいということです。

 両国は、環境保全や高齢化社会の問題、持続可能な発展など、世界的な課題に直面しています。皆さんは視野を広げ、時代の動向を理解し、両国の国民に幸福をもたらしてください。

 第四に、友好の信念を堅持し、友好の事業を受け継ぎ、中日人民友好の推進力になっていただきたい。青年時代にまかれた友情の種は、歳月を重ねて、やがて、中日関係を支える大木になるでしょう。

 両国の青年の皆さんが、中日友好のバトンを受け継ぎ、その歴史的使命を継承してください。

 そして、一時的な困難に屈せず、友情の輪を広げて、中日友好事業の未来にわたる原動力となりゆくことを、心から期待しています。

(5月28日、北京大学で)

2024年6月5日付聖教新聞二面

 


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2024年4月12日

池田先生の初訪問50周年

創価学会代表訪中団が決定

 

青年世代を中心に

北京など各地で交流

招聘元の中国人民対外友好協会・楊会長を原田会長が歓迎

 

 本年は池田大作先生の初訪中、周恩来総理との会見から50周年。この歴史的節目を記念し、本年前半、「創価学会代表訪中団」が派遣される。中国人民対外友好協会、中日友好協会の招へいによる。

 招へい元である中国人民対外友好協会の楊万明会長、袁敏道副会長ら一行が11日、東京・信濃町の総本部を訪れ、原田会長らが学会本部別館で歓迎した。

 池田先生の初訪中は1974年5月30日。滞在中、李先念副総理をはじめ要人と会見しただけでなく、北京や上海など各地で市民や子どもたちの中に分け入り、自らの行動で「民衆交流こそ友好の基盤」との信念を示していった。周総理は療養中のため、この訪中での会見はならなかったが、同年12月の第2次訪中で、一期一会の出会いを果たした。

 原田会長との会見で楊会長は、池田先生は中日友好の先駆者、開拓者であり、両国関係の正常化にかけがえのない重要な力となったと述べ、逝去に改めて哀悼の意を表した。

 さらに、先生が提唱した“中日友好の「金の橋」”の「金」の一字には、友好の揺るぎない堅牢性、代々に継がれゆく持久性、アジアの平和と発展を照らす光り輝くものであることを願われた真情が込められていると思う、と強調。両国関係の改善・発展にとって重要な時期の今、未来へ友好の「金の橋」を架けるために青年交流の強化が必要であり、学会の訪中団を大歓迎したいと述べた。

 今回の訪中団は、先生の信念と行動を継承する意味から20代、30代の青年世代を中心に構成。北京、天津等での交流計画が進んでいる。

 原田会長は、招へいに深謝しつつ、「日中友好を永遠不変に」という師の遺志を継ぎ、実りある交流となるよう全力で取り組みたいと応じた。また語らいでは、好評の民音主催の中国雑技団公演をはじめ、文化交流の重要性が話題になった。

 会見には、同協会の朱丹文化交流部主任、中日友好協会の張孝萍副秘書長、中国大使館の聶佳政治部参事官、学会の寺崎副会長、橋口副女性部長らが同席した。


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2024年4月6日

中国・北京大鸞翔宇慈善基金会

沈理事長が総本部へ

 

 中国・北京大鸞翔宇慈善基金会の沈清理事長ら一行が5日、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、谷川主任副会長、橋口副女性部長らが学会本部別館で歓迎した(写真)。

 席上、周恩来総理と池田先生の会見から50周年になることが話題に。沈理事長が両国の友好を開いた文化・芸術交流の重要性を強調。原田会長は共感を寄せ、万代にわたる日中友好の発展に向けて青少年の交流を進めたいと述べた。また一行は同日、東京・八王子市の創価大学へ。創大の田代理事長らが迎え、周桜等を見学した。


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2024年3月13日

池田思想学術シンポジウム

 

中国・長春師範大学と中国日本史学会が主催

 

東アジアの平和創出などテーマに

 

 中国東北部の吉林省長春市に立つ長春師範大学と中国日本史学会が主催し、創価大学が後援する「池田大作平和思想学術シンポジウム」が9日、長春市内で開催された。

 東アジアの平和創出と人類の繁栄をテーマに掲げた会議には、長春師範大学の王延明学長、中国日本史学会の韓東育会長(東北師範大学元副学長)、創価大学の鈴木学長らと共に、中国各地の研究者が出席した。

 長春師範大学の前身「長春師範伝習所」が設立されたのは1906年。以来、省内の師範教育の電源地として、質の高い教育を提供し続けてきた。110年を超える歴史の中で、社会に送り出した有為な人材は10万人に及ぶ。

 近年では、人間主義の連帯を広げる創価の思想に共感を寄せ、2019年11月、池田大作先生に「名誉教授」称号を授与。時を同じくして、大学内に「池田大作文化研究所」を設立している。

 シンポジウムの開幕式では、長春師範大学の王学長が、「平和ほど、尊きものはない」との言葉から始まる小説『新・人間革命』に触れつつ、池田先生の思想研究を通し、人類の幸福と中日の相互理解の発展に貢献していきたいとあいさつ。創価大学の鈴木学長が、シンポジウムの開催に尽力した関係者に感謝の意を表した。

 中国日本史学会の韓会長は、両国友好の道を開いた池田先生は、中国人民の古き良き友人であると強調。あらゆる文化的な差異を超えて実践されてきた先生の対話こそ、世界を平和の方向に導く鍵であると訴えた。

 次いで、研究者の代表が基調講演した。

 北京大学・池田大作研究会の宋成有会長は、民衆同士の交流をはじめ、両国に強固な「金の橋」を架けてきた池田先生の足跡に言及。創価大学の叢暁波教授は、中国で広く展開される池田思想の特徴などを語った。

 東北師範大学・池田大作哲学研究所の王明兵所長が、創価大学への留学時代を述懐しつつ、開かれた対話による平和構築の重要性を強調。長春師範大学の姜維公教授が、自らの歴史研究の知見を紹介した。

 その後、池田思想研究などを巡って分科会が行われ、活発な意見が交わされた。


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2024年1月26日

米国・バイデン大統領から

池田第3代会長への弔意

 

「平和と尊厳の追求に捧げた生涯」

 アメリカ合衆国のジョー・バイデン大統領から、池田第3代会長の逝去に対する弔意が、このほど同国SGIを通じて香峯子夫人に寄せられた。

 弔意文の中でバイデン大統領は「池田会長は、献身的な指導者、橋を架ける人、そして行動の人として、全ての人々の平和と尊厳の追求に生涯を捧げられました」と言及。「会長が残された精神は、今後、何世代にもわたって、全世界で共鳴し続けていくことは間違いありません」と、その業績をたたえている。


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2024年1月24日

ICAN 核兵器廃絶国際キャンペーン

 パーク事務局長 総本部へ

 原田会長、青年部代表と懇談

 

 国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のメリッサ・パーク事務局長と川崎哲国際運営委員が23日午後、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、寺崎副会長、永石女性部長ら代表が歓迎した。

 パーク事務局長は、オーストラリア出身。国際法務の専門家としてコソボ、ガザ、レバノンなどで国連に勤務した後、約10年にわたってオーストラリアの連邦議会議員や国際開発大臣を歴任。ICANオーストラリアのアンバサダーの立場で、「核兵器禁止条約」を支持した。

 昨年9月に事務局長に就任後、今回が初めての来日で、東京、広島、長崎での諸行事を経て、実質的な滞在最終日の総本部訪問となった。

 会見の冒頭、池田先生の逝去に際しパーク事務局長が丁重な弔意を寄せたことに、原田会長が改めて深謝。事務局長は重ねて弔意を表すとともに、SGIはICANが2007年に発足して間もない頃から重要なパートナーとして協働してきたことに触れ、先生の精神を継いで、平和のために一層貢献していきたいと語った。

 続けて事務局長は、昨年行われた核兵器禁止条約の第2回締約国会議の議論を踏まえ、特に核被害者(グローバル・ヒバクシャ)への支援と核抑止の議論を巡る分野でSGIとの協力を一段と深めていきたいと述べた。

 とりわけ核抑止は、さらなる核兵器の拡散や、偶発的な事故につながる危険性を常にはらんでおり、絶対に容認できないと強調。核兵器の問題は環境、健康、人権、開発など、さまざまな分野と相互に関連しており、国際社会が取り組んできたSDGs(持続可能な開発目標)の成果を根底から損なうという点からも廃絶が不可欠であると指摘した。

 原田会長は賛意を示すとともに、池田先生が40回にわたり発表してきた「SGIの日」記念提言のほとんどが核兵器廃絶をテーマに挙げており、民衆の連帯こそ核廃絶を実現する重要な力であると訴えてきたことを紹介した。パーク事務局長は到底、実現不可能と思われていた核禁条約も市民社会の後押しで成立し、すでに93カ国が署名、70カ国が批准するに至ったことに言及。“思慮深い献身的な少数の市民が世の中を変えられることを疑ってはならない”とのアメリカの文化人類学者マーガレット・ミードの言葉を引き、世界が必要としている変化を起こすのは市民社会の力であると確信していると応じた。

 次いで会長は、戸田先生の「原水爆禁止宣言」を原点として、その精神を継ぐ池田先生をはじめ青年が先頭に立って核廃絶に取り組んできた学会の平和運動の歴史を概説。今後も青年を先頭に、志を同じくする団体と協力して核兵器廃絶へ尽力していきたいと述べると、事務局長はICANとしても力を合わせていきたいと語った。

 会見には、相島創価学会平和委員会議長、橋口女性平和委員会委員長、西方青年部長、大串女性部主任部長らが同席した。

 会見に続いて、青年世代の代表との懇談会が行われ、パーク事務局長は、学会青年部も参画して3月に開催される若者・市民団体の協働による平和イベント「未来アクションフェス」に期待を寄せるとともに、核兵器を巡る現実がいかに困難に見えようとも常に前を向き、希望を持って取り組んでいってほしいと呼びかけた。


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2024年1月23日

トルクメニスタン

 外務省付属国際関係大学と

創価大学が学術交流協定

 外務大臣らと都内で調印式

 

 トルクメニスタン外務省付属国際関係大学と創価大学の学術交流協定の調印式が22日、都内で行われた。創大にとって、同国の大学との初の交流協定となる。

 調印式には、同国のラシッド・メレドフ副首相兼外務大臣、アタドゥルディ・バイラモフ駐日大使、ジュマイラト・グルバンゲルディエフ学長、創大の鈴木学長、秋谷副理事長らが出席した。

 調印式に先立つ会見でメレドフ外務大臣は、創大の掲げるビジョンに共感を寄せつつ、今後の学生や教職員の教育・学術交流への期待を語った。鈴木学長は、新たな国との絆が結ばれることに喜びと感謝を述べた。

 また、世界の平和、両国の発展へ向けた、教育の役割などについても活発な意見が交わされた。


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2024年1月9日

ハリス米副大統領から弔意

 「池田会長の精神は全ての生命への贈り物」

 

 アメリカ合衆国のカマラ・ハリス副大統領から、池田大作第3代会長の逝去に対する弔意が、同国SGIを通じて寄せられた。

 弔意文で副大統領は、

 池田会長は生涯にわたって情熱的、献身的に社会に尽くし、SGI会長として外交に尽力し、平和を守ったと述懐。誰もが社会に良い変革をもたらせると信じた、並外れた指導者だったとたたえた。

 さらに、米国内外の仏教界に大きく貢献したと述べ、その慈愛と歓喜に満ちた精神は、会長と出会った全ての生命に対する贈り物であり、この世界にもたらした光として記憶されるだろうと強調。その精神は、SGIと、会長を知る全ての人々を通して生き続け、その偉大さは今後、何世代にもわたって伝え続けられるだろうとつづっている。


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2023年12月22日

フランシスコ教皇から弔意

 「池田先生の平和への尽力に感謝」

 

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇から、池田大作第3代会長の逝去に対する弔意が、イタリア創価学会を通じて寄せられた。

 その中で教皇は、創価学会会長を務め、多くの仏教徒を導く精神的なリーダーであった池田大作師(マエストロ)の逝去の報に接し、ご遺族と仏教界に哀悼の意を表したいと述べた。さらに、「池田氏がその長いご生涯において成し遂げられた善、とりわけ、平和、そして宗教間対話の促進に尽力されたことを、感謝とともに記憶にとどめております」とつづっている。


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2023年12月19日

中国公共外交協会の訪日団 総本部に来訪

 

 中国公共外交協会の邱小琪副会長、中国人民外交学会の崔天凱理事会顧問、中日友好協会の程永華常務副会長ら訪日団の一行が18日、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、谷川主任副会長、永石女性部長らが学会本部別館で歓迎した。

 同協会は、中国公共外交分野の専門家や有識者、関連機関などで構成される非営利組織。中国と世界の人々との相互理解を深め、平和構築のための環境整備に注力している。

 会見で邱副会長は、中国と日本は一衣帯水の隣国であり、両国間の良好な関係が世界平和の実現につながると強調。中日友好の発展に多大な貢献を果たしてきた創価学会と手を携えたいと語った。

 原田会長は、本年に海を渡った中部青年訪中団や学生訪中団をはじめ、一貫して中国との民衆・青年交流に力を尽くしてきた学会の取り組みに言及。池田先生の遺志を継ぎ、両国友好の「金の橋」を一層堅固にしていきたいと述べた。

中国公共外交協会の邱副会長(左から4人目)、中国人民外交学会の崔理事会顧問(同3人目)、中日友好協会の程常務副会長(同2人目)ら一行が、原田会長らと記念のカメラに(学会本部別館で)
中国公共外交協会の邱副会長(左から4人目)、中国人民外交学会の崔理事会顧問(同3人目)、中日友好協会の程常務副会長(同2人目)ら一行が、原田会長らと記念のカメラに(学会本部別館で)

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2023年12月9日

聖エジディオ共同体・バルトリ博士

 総本部を訪問

 

 イタリアに本部を置くカトリックの信徒団体「聖エジディオ共同体」のアンドレア・バルトリ博士が8日、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、笠貫SGI(創価学会インタナショナル)女性部長らが学会本部別館で歓迎した。

 同共同体は貧困者の支援や、モザンビーク、アルジェリア、グアテマラ等での紛争の調停に貢献するなどの国際的な平和活動に称賛が寄せられている。

 会見で博士は、池田大作先生が創立した創価大学の訪問などを通して、創価の三代会長の平和思想が人々の心に継承されていることを実感したと語り、「人類が岐路に立つ今、人間の善性を信じ、地球的課題に真摯に取り組む創価学会の存在は、未来の希望である」と強調した。

 原田会長は、核兵器廃絶や気候変動の問題解決に向け、より一層連携を強め、共に進んでいきたいと述べた。


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2023年12月8日

マレーシアで池田先生の追悼式

マハティール元首相が追悼文

 

各界から参列者

 

 マレーシア創価学会(SGM)が2日、首都クアラルンプール近郊のマレーシア文化会館で池田先生の追悼式を開催。各界の識者らと共にSGMの代表が参列した。

 これには、1988年と2000年に池田先生と出会いを結んだ、同国のマハティール・ビン・モハマド元首相が追悼文を寄せ、「池田博士の逝去は創価学会員だけでなく、彼の理想を共有する全ての人々にとっての悲しみです」と悼んだ。

 登壇したマレーシア・プトラ大学のサイド・ジャラルディン元副総長は、池田先生は平和の推進と人類への奉仕に生涯をささげた世界的な偉人であるとたたえた。

 ウガンダ共和国のベティ・オイエラ・ビゴンべ駐マレーシア大使は、駐日臨時代理大使だった亡き夫と共に、1975年3月に東京で池田先生と会見した際、真摯な対話でアフリカについて学ぼうとする先生の姿に感動した思い出を述懐。紛争解決に尽くした自身の体験に触れつつ、先生の平和闘争に謝意を示した。

 芸術家のC・N・リュー氏、草堂門金石書画会の謝忝宋会長、セランゴール州のグナラジャ・ジョージ議員、セジャテラ・リーダーシップ・イニシアチブのハジ・ズルキフリー・バハロム氏、ニュー・エラ大学学院の莫順宗副総長(学長)、同大学学院の鄭詩儐国際教育学院院長が弔辞を述べた。

 SGMの許錫輝理事長は、池田先生の多大な功績を紹介。その思想は、著作などを通して後世の人々に生き続けると語った。


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2023年12月8日

ローマクラブの年次総会 SGI代表が出席

 

 世界的なシンクタンク「ローマクラブ」の年次総会が11月20、21の両日、本部のあるスイス・ヴィンタートゥールで開かれ、欧州SGI(創価学会インタナショナル)のハラップ共同議長が出席した。

 席上、同クラブの「名誉会員」である池田先生をしのぶ丁重な弔意が紹介された。

 21日に行われた代表による研究発表では、ハラップ共同議長が、池田先生と同クラブ創立者・ペッチェイ博士の対談集『21世紀への警鐘』(邦題)を通し、人間革命の精神とその意義を紹介した。

 また総会では、マンペラ・ランペレ共同会長の退任が発表され、新共同会長にポール・シュリヴァスタヴァ博士が就任した。


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2023年12月1日

国連の気候変動対策会議 COP28がUAEで開幕

SGIが市民社会の一員として参加

 

 COP28の開幕式。スルタン・ジャベル議長があいさつした(11月30日、アラブ首長国連邦のドバイで)

 【ドバイ】気候変動対策の国連の会議「COP28(国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議)」が11月30日午後2時(現地時間)から、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで始まった。これには各国政府の代表をはじめ自治体、企業、学者、NGOなどと共に、SGI(創価学会インタナショナル)の代表が出席。12月12日までの会期中、各種行事を開催する予定となっている。また11月30日午後4時からは、FBO(信仰を基盤とした団体)による宗教間対話集会が市内で行われた。(記事・写真=南秀一)

 

 今夏、世界の平均気温が観測史上最高を記録し、“地球沸騰化”が叫ばれるほど危機感が高まる気候変動。198の締約国・機関が一堂に会するCOPの議論の行方は、一段と注目されている。開幕式でスルタン・ジャベル議長は、危機打開に向け一刻の猶予も許されず、皆が協働する以外に道はないと強調。対策強化に向けた各国の協調を呼びかけた。

 近年の科学の研究成果を踏まえ、気候変動対策の焦点は、産業革命前と比べて世界の平均気温の上昇幅を「1・5度以内」に抑えることに置かれている。そのためには、温暖化につながる「温室効果ガス」の排出量を現在よりも劇的に減らすことが欠かせない。しかし現時点の各国の取り組みでは圧倒的に不十分であることが明らかなことから、国際社会が排出量削減を加速できるかどうかが最大の焦点になっている。

 こうした中、今回のCOPでは、世界の温暖化対策の進捗状況を評価する「グローバル・ストックテイク」が初めて実施される。2035年に向けた世界全体の削減目標の議論が本格化することに合わせて現在の達成度を確認し進捗を明らかにすることで、各国の削減目標強化につながると期待されている。

 SGIは期間中、COPで初めて設置される信仰をテーマにしたパビリオンで関連行事を開催するほか、諸宗教の代表と協働してのイベントや、青年や宗教者の役割、気候災害への対応などのテーマで国際社会の議論に参画し、取り組みを後押ししていく。


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2023年12月1日

学生訪中団 瀋陽師範大学で交流

 

 創価学会学生訪中団(団長=大津副青年部長、副団長=茂田井女子学生部書記長)の一行は11月27日、遼寧省人民政府外事弁公室の劉天雨副主任と瀋陽市内で会見した。

 劉副主任は、池田先生は中日の民間交流の発展に貢献した古い友人であると強調。先生が築いた両国友好の「金の橋」を一段と強固にする努力を重ねたいと述べた。

 また一行は29日、瀋陽市の瀋陽師範大学を訪問した。

 同大学の国際教育学院で日本語を学ぶ学生らが歓迎。友誼の絆を結ぶ交流会が行われた(写真)。

 28日には、九・一八歴史博物館や瀋陽故宮を見学した。


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2023年12月1日

インド大使が総本部へ

原田会長が歓迎

 

 原田会長と会見したシビ・ジョージ駐日大使㊧。室内に飾られた、池田先生撮影のヒマラヤの写真を賛嘆する一幕も

 

 インドのシビ・ジョージ駐日大使が11月30日、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、谷川主任副会長、笠貫SGI女性部長らが学会本部別館で歓迎した。

 原田会長が冒頭、池田先生の逝去に対して大使から寄せられた弔電に感謝を表明。大使は先生の印日友好の貢献をたたえ、深い哀悼の意を表した。

 また、この日までG20サミット(20カ国・地域首脳会議)でインドが議長国を務めたことが話題に。大使は、議長国としてテーマに掲げたサンスクリット語の「ヴァスダイヴァ・クトゥンバカム(世界は一つの家族)」に触れ、世界に分断の危機が広がる中、各国が手を携えて課題解決に尽力をと語った。

 会長は、仏法哲学にも通じる同テーマに共感。両国のさらなる友好と発展に向けて、学生をはじめ、青年の交流の重要性を確認し合った。


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2023年11月28日

学会学生訪中団 瀋陽に安着

 駐日大使館が招へい

 

 創価学会学生訪中団(団長=大津副青年部長、副団長=茂田井女子学生部書記長)の一行23人が27日午後、中国・遼寧省瀋陽市に安着した。

 今回の訪中は、中華人民共和国駐日本国大使館の招へいによるもの。今後、瀋陽に加え、大連での交流行事が予定されている。

 池田先生が「日中国交正常化提言」を発表したのは、1968年(昭和43年)9月8日、第11回学生部総会の席上だった。

 先生が心血を注いで築いてきた日中友好の「金の橋」を受け継ぐ誓いを胸に、万代にわたる友誼の絆を結ぶ。


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2023年11月26日

中国・習近平主席が弔電

 池田先生は「中国国民の古い友人」

 

 池田名誉会長の逝去に対し、中国の習近平国家主席は23日、岸田文雄首相宛てに哀悼の意を表する弔電を送った。

 弔電の中で習主席は、名誉会長の逝去の報に接し痛惜の念にたえないとの真情を伝え、「池田先生は日本の著名な社会活動家であり、中国国民の古い友人」であると言及。「長期にわたり中日友好事業に取り組み、中日国交正常化の実現に進んで奔走し、中日各分野における交流と協力の推進に重要な貢献を果たされました」と述べた。

 また、王毅外交部長からも25日、駐日中国大使館を通じて弔電が届けられた。


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2023年11月26日

中部青年訪中団

 成都へ 四川大学を訪問

 全行程を終え帰国

 

 創価学会中部青年訪中団(総団長=平山中部総合長、団長=池戸同青年部長)は24日午後、四川省成都市の四川大学を訪問した。

 同大学は1999年4月、池田先生に「名誉教授」称号を授与している。

 訪中団一行を歓迎した姚楽野副学長は「池田先生は長きにわたって中日友好に尽力されました。このたびの訃報に深い悲しみを覚えます。池田先生のご業績に改めて感謝の意を表します」と語った。

 次いで、日本語を学ぶ学生らとの交流会が行われ、同大学の呉家剛国際合作・交流処長が、相互理解を深める青年交流が一段と活発になることに期待を寄せた。平山総団長は、池田先生が築いた友好の「金の橋」を万代へ受け継ぎたいと強調。陳文戈中国外文局アジア太平洋広報センター長は、人民同士の交流こそが両国友好の強化につながると述べた。

 最後に、訪中団一行が、事前に収録した映像に合わせて「桜花縁」を合唱。友誼の歌声に、会場は大きな拍手に包まれた。

 全ての行程を終了した訪中団は、25日に帰国した。


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2023年11月21日

韓国・江原道江陵市から

池田先生ご夫妻に「名誉市民」称号

 

地域発展と文化・教育への貢献たたえ

授与式に市長、国会議員らが出席

 

韓国・江原道江陵市から、池田大作先生と香峯子夫人に「名誉市民」称号が贈られた。

地域発展に向けたリーダーシップと文化・教育への多大なる貢献をたたえたもの。

授与式は創価学会創立記念日を祝賀する意義を込め、18日午後2時から韓国SGI(創価学会インタナショナル)の江陵栄光文化会館で開催された。これには金洪奎市長、国会議員の権性東氏、金起永市議会議長ら来賓と共に、韓国SGIの金仁洙理事長、金暻希婦人部長、江原第1方面の代表300人が出席。

 池田先生の訃報が発表される直前の授与となった。

 


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2023年11月15日

戸田平和研究所と韓国・世宗研究所が主催

 日韓関係の未来巡る会議

 

 

 戸田記念国際平和研究所と韓国・世宗研究所が主催する研究会議が13日、都内で開かれた。

 本年は、日本と韓国の未来志向の関係構築をうたい、交流促進のきっかけとなった「日韓共同宣言」の発表から25年。会議では、両国の内政・外交に通じた日本と韓国の有識者が、同宣言の意義を踏まえつつ、日韓関係のあるべき姿などを巡って意見を交わした。

 冒頭、戸田平和研究所のケビン・クレメンツ所長、世宗研究所の李相賢所長が北東アジア地域、また世界の平和に貢献しゆく実り多い議論にしたいと強調した。その後、議論の中で、日韓関係の変遷や懸案を振り返りつつ、両国首脳が対話協調路線をとる現状を評価。若い世代の活発な交流を期待しつつ、両国が課題を共有し多層的な協力を増進させるなど、具体的な行動計画を含んだ新時代のパートナーシップを展望した。


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2023年11月12日

UAEで宗教者サミット

 SGI代表が出席 共同声明を発表

 

 気候変動対策の会議COP28(国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議)が今月末から開かれるのを前に、世界の宗教関係者によるサミットが6、7の両日、アラブ首長国連邦のアブダビで行われた。

 COP28では宗教者の役割に焦点を当てたパビリオンが初めて設置されるなど、宗教者の貢献が注目される。それに先立つ今回のサミットでは地球環境回復に向けた宗教者の団結をテーマに協議が交わされ、SGI(創価学会インタナショナル)国連事務所の桜井所長が出席した。

 サミットではSGIなど200人の参加者が賛同する宗教間共同声明が、COP28で議長を務めるスルタン・ジャベル氏に手渡された。声明では人間の振る舞いが気候変動に密接に関係していることを確認。現状打開への積極的な貢献を約すとともに、未来世代に希望を取り戻すため、COP28に参加する全ての意思決定者が早急に行動を起こすことなどを呼びかけている。


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2023年11月11日

民音

フィンランドのアカペラグループ

「ラヤトン」東京公演

24カ国の大使らが鑑賞

 

「ラヤトン ジャパン・ツアー2023」の東京公演。

代表曲「ノウセ・ラウルニ」などを歌い上げた(文京シビックホールで)

 民主音楽協会(民音)主催による「ラヤトン ジャパン・ツアー2023」の東京公演が10日、文京区の文京シビックホールで行われ、24カ国の大使・大使館関係者らが鑑賞した。

 フィンランドのアカペラ・グループ「ラヤトン」が、今回のツアーに当たって書き下ろした「新たなるはじまり」など多彩なレパートリーを披露。透き通った歌声と、広がりのあるハーモニーで聴衆の心を揺さぶ

 


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2023年11月10日

中国・吉首大学学長一行が創価大学へ

 

 周恩来総理が設立を承認した大学として知られる中国・吉首大学の黎奇昇学長一行が9日、東京・八王子市の創価大学を訪問。鈴木学長らが歓迎した。

 懇談で鈴木学長が、両大学は人間主義の理念を掲げている点で共通していると強調。黎学長は、世界平和に貢献している池田先生が創立し、中日友好に尽力してきた創価大学と、さらに交流を深めたいと述べた。

 


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2023年11月9日

ルワンダ大使が創大で講演

 

 アフリカ・ルワンダ共和国のアーネスト・ルワムキョ駐日大使が8日、東京・八王子市の創価大学を訪れ、特別講演を行った。

 大使は、1994年に起きたジェノサイド(大量虐殺)から復興を成し遂げた同国の歴史について概説。市民間の開かれた対話を重視し、人々の“相違点”よりも歴史や文化などの“共通点”を見つめ直すことで国内の団結が深まったと語った。

 また、社会の課題を傍観せず、自分のこととして捉える重要性を訴え、青年が積極的に平和のための行動を起こしてほしいと呼びかけた。

 講演の最後には、活発な質疑応答も行われた。

 


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2023年11月8日

パラグアイ・イベロアメリカ大学

 池田先生を「名誉博士号」に決定

 

教育と「平和の文化」への貢献たたえ

 

 南米パラグアイのイベロアメリカ大学から、池田大作先生に「名誉博士号」が授与されることが決まった。

 池田先生の長年にわたる教育と「平和の文化」への貢献をたたえるもの。このほど、サーニエ・ロメロ総長から決定通知書が届けられた。

 南米大陸の中央部に位置し、ボリビア、ブラジル、アルゼンチンと国境を接するパラグアイ。同国を流れる南米有数のパラグアイ川沿いに広がる首都アスンシオン市内に、イベロアメリカ大学のメインキャンパスはある。

 同大学は、ロメロ総長の母である、ニディア・サナブリア・デ・ロメロ氏によって創設された文学・芸術を学ぶ私塾を前身とする。

 学びやの整備が始まった年は1971年にさかのぼる。

 幼児教育、初等教育部門を加え、「イベロアメリカ学園」へと発展。これらを基礎として、2001年にイベロアメリカ大学が設立された。

 現在では教育学部、経営学部などが設置され、アスンシオン市のほか、サンロレンソ市にもキャンパスを有する学府に成長。「より良い世界のための新しい思考」をモットーに、社会の繁栄と安穏を目指し、変革と発展を主体的にリードする人材を輩出している。

 池田先生に送られた決定通知書は、先生の思想を「人間教育を目指す本学のミッションとビジョンに一致しています」と評価し、「本学は、50年を超える人材育成の実績を誇るパラグアイ屈指の教育機関です。池田博士に敬意を表し、顕彰させていただけることを光栄に存じます」等と記している。


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2023年11月7日

中国・北京大鸞翔宇慈善基金会 一行が総本部へ

 

 北京大鸞翔宇慈善基金会梁潔執行副秘書長田漢基金会欧陽維秘書長同慈善基金会范志宏顧問一行が6日、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、谷川主任副会長、橋口副女性部長らが歓迎した。

 会見で原田会長は、周恩来総理と池田先生の一期一会の出会い(1974年12月5日)に言及。周総理の姪・周秉徳氏が会長を務める同慈善基金会と、幅広い交流を推進できる喜びを語った。梁執行副秘書長は、周総理と池田先生が紡いだ“友好の心”を受け継ぎ、一段と協力関係を強固にしたいと述べた。


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2023年11月3日

北京で世界青年発展フォーラム

 

持続可能な社会の創造へ

130カ国から参加

模範の実践100選にSOKAグローバルアクションが選出

 

 2022年の北京冬季オリンピックの競技会場で行われた世界青年発展フォーラムの開幕式。席上、協働を誓い合う「北京宣言」が発表された(10月30日、北京市内の首鋼園で)

 

 「世界青年発展フォーラム」(主催=同フォーラム実行委員会、中華全国青年連合会〈全青連〉)が10月30日から11月1日まで、中国の北京で開催され、創価学会青年部の代表が出席した。開幕式には世界各地の青年団体の代表をはじめ各国政府、国際機関など、オンラインを含め130カ国から2000人が参加。席上、持続可能な社会の創造に向けた模範の実践100選が発表され、青年部の「SOKAグローバルアクション2030」が選出された。

 国連のSDGs(持続可能な開発目標)が目標とする2030年に向けて、折り返しの年を迎えた今、目標達成を悲観する声は少なくない。一方で、希望を捨てず、「誰も置き去りにしない」世界の実現を自らの使命として、懸命に奮闘を続ける青年が世界各地にいる。フォーラムには、そうした若者の熱と力があふれていた。

 同フォーラムは、SDGs達成に向けて世界の青年の連帯と行動を促すことを目的としたもの。「連帯と創造の青年の力――持続可能な開発への協働」をテーマに、世界各地の青年と各国政府や国連機関の代表らが3日間にわたって議論を交わした。創価学会からは青年平和会議の南秀一議長が参加した。

 10月30日の開幕式では、全青連の徐暁主席、全国人民代表大会常務委員会のロサン・ギェンツェン副委員長があいさつ。続いて、国連事務次長で国連開発計画(UNDP)の徐浩良副総裁のビデオメッセージが上映された。

 さらに、席上、青年による模範的な取り組み100選が発表され、青年部の「SOKAグローバルアクション2030」が紹介された。

 これは、池田大作先生の平和提言などをもとに、①核兵器廃絶と反戦の潮流の拡大②アジアの友好③SDGsの普及・推進を柱として、青年部が2014年から取り組んでいる平和運動。戦争・被爆証言の聞き取りと出版、沖縄戦の絵や紙芝居の制作・貸し出し、気候変動問題への意識啓発を促すウェブサイト「マイ・チャレンジ10」の制作、音楽隊による被災地での「希望の絆」コンサートなど、持続可能な社会の実現へ、草の根レベルで意識啓発や教育活動を実践している。

 フォーラム会場には100の取り組みを紹介する展示スペースが設けられ、多くの参加者が見学に訪れた。

 また、翌31日と11月1日には「デジタル開発」「青年発展志向都市」「文化的創造」「気候変動と食料危機への対処」などのテーマ別のフォーラムが行われ、活発な議論が交わされた。

 


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2023年11月1日

イタリア ミラノ池田平和文化会館

友好深める「オープンデー」

 

地元市民1500人が来場

 

 イタリア創価学会の「オープンデー」が10月8日、ミラノ池田平和文化会館で開催され、地元ロンバルディア州の市民ら約1500人が参加した。

 これは近隣の人々に広く会館を開放して、地域友好を深める恒例の催しである。

 集いでは、有志がコーラスや音楽演奏を披露。代表5人が勝利の人生を開いた信仰体験を発表し、大きな拍手が送られた。

 キムラ婦人部アドバイザーが、イタリアの天地に刻まれた師弟共戦の広布史などを紹介した。

 また、少年少女部員が描いた創価三代会長の絵画展も行われ、反響を呼んだ。

 

2023年10月8日イタリア創価学会の「オープンデー」


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2023年10月28日

中国 李克強前総理が死去

 池田名誉会長、原田会長が弔電

 

 中国の李克強前総理が27日未明、死去した。享年68歳。池田名誉会長と原田会長がそれぞれ弔電を送った。

 李前総理は河南省と遼寧省の党委書記を経て2007年に政治局常務委員に選出。13年から本年3月まで総理を務めた。1985年には中国青年代表団の副団長として来日し、信濃町の旧・聖教新聞本社で池田名誉会長と出会いを刻んだ。

 名誉会長は哀悼の意を表しつつ、当時の交流を述懐。次代を担う中国の青年たちが各国の青年と力を合わせ、美しき世界を創造していくに違いないとの真情を述べた。

 


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2023年10月27日

駐日中国大使館若手外交官と

学会青年部が交流会

 

 創価学会青年部と駐日中国大使館の若手外交官らとの交流会が26日、東京・八王子市の創価大学で開催された。これは、日中平和友好条約締結45周年を記念したもの。

 西方青年部長がアジアの友好と世界の平和のために、行動を起こしていきたいと強調。姜恩橋公使参事官が未来を担う青年を中心にさらなる中日交流をと語った。9月に中国を訪れた創大学生代表訪中団の青田団長が、交流の模様を報告。創大の田代理事長は、池田先生が同大学による中国人留学生の受け入れに尽力した歴史を紹介し、両国の相互理解を一段と深めようと述べた。さらに、「日中の青年が平和推進のために協力できること」などのテーマでディスカッションを行った。

 また、駐日中国大使館若手外交官の一行はキャンパス内の周桜や本部棟、東京富士美術館を見学。創大の鈴木学長らが歓迎した。

2023.10.27聖教一面

創価学会青年部と駐日中国大使館の若手外交官らが記念撮影(創価大学で)
創価学会青年部と駐日中国大使館の若手外交官らが記念撮影(創価大学で)

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2023年10月27日

ニュージーランド・オークランド市で開催

平和な世界への子ども絵画展

 

 ニュージーランドSGI(創価学会インタナショナル)等が主催する「トゥマナコ――平和な世界への子ども絵画展」が9日から15日にかけて、同国の最大都市オークランドにあるタカプナ図書館で開催された。

 「トゥマナコ」はニュージーランドの先住民マオリの言葉で「希望」を意味する。同展では子どもたちが平和を願う心を込めて描いた作品を紹介し、核兵器廃絶などを訴える。

 広島・長崎への原爆投下から70年となった2015年に始まり、これまで同国各地で実施。多くの市民が見学し、大きな反響を呼んできた。

 8日に行われた記念式典では、地元・アルバニー高校の代表があいさつ。同校は長年、同展のプロジェクトに参加しており、運営や広報活動などに携わってきた。

 今回も絵画展の準備を進める中で、代表の生徒が池田大作先生の平和思想を学んだ。

 ニュージーランドSGIからはマ理事長が登壇し、青年や子どもたちに無限の可能性があることを示してきた池田先生の哲理を紹介。人々を結ぶ文化と芸術の力を通して、地域に平和の輪を広げようと呼びかけた。

2023.10.27聖教一面


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2023年10月25日

北京で日中平和友好条約締結45周年の記念レセプション

 学会代表が出席

 

<創価大学・学会青年との中日青年交流も再開>

 

 中国人民対外友好協会、中日友好協会の主催で行われた、日中平和友好条約締結45周年の記念レセプション(北京の釣魚台国賓館で)

 中国人民対外友好協会と中日友好協会の主催による、日中平和友好条約締結45周年の記念レセプションが23日夕、北京市内の釣魚台国賓館で行われ、福田康夫元首相ら各界の来賓と共に、招聘を受けた学会の谷川主任副会長橋口副女性部長ら訪問団が出席した。

 日中平和友好条約は、国交正常化を実現した1972年の日中共同声明を踏まえ、78年8月12日に北京で調印され、同年10月23日に東京で批准書を交換し、発効した。武力の行使や威嚇に訴えないことなどをうたっており、両国関係の基礎となる四つの政治文書の一つに位置づけられている。

 レセプションでは、王毅外交部長、福田元首相らが登壇。王毅外交部長は、同条約の伝承は善隣友好を堅持する点にあり、それこそが唯一の正しい選択であると述べ、中日関係の重要性は今後も変わらないと強調した。

 谷川主任副会長は席上で同外交部長と懇談。池田大作先生の伝言を紹介すると同外交部長は、「創価学会の皆さまは幾多の困難を共に乗り越えてきた古い友人です」と述べ、明年が池田先生の初訪中50周年であることに触れつつ、今後も両国関係の友好発展のために協力し合っていきたいとの期待を語った。

 また訪問団は中国人民対外友好協会の楊万明会長中日友好協会の程永華常務副会長らと親しく語り合った。

 レセプションに先立ち、同日正午には北京市内の中国人民対外友好協会で歓迎会が開かれ、学会の訪問団も出席した。

 同協会の袁敏道副会長は、創価大学の学生代表訪中団をはじめ、青年を中心とした両国間の交流が再開したことに喜びを述べ、中日友好の歴史を後世に継ぎゆくために一段と交流を広げていきたいと語った。

2023.10.25聖教一面

王毅外交部長㊧と谷川主任副会長が語り合う(同)
王毅外交部長㊧と谷川主任副会長が語り合う(同)

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2023年10月25日

訪問団

 周総理の姪・周秉徳氏と会談

 中国社会科学院日本研究所・楊所長

 中華日本学会・高会長とも

 

 北京大鸞翔宇慈善基金会の周秉徳会長(右から3人目)、沈清理事長(同4人目)と学会の訪問団が会談

 谷川主任副会長、橋口副女性部長ら学会訪問団は22日午後、北京市内の「北京大鸞翔宇慈善基金会」を表敬訪問。周恩来総理の姪である同基金会の周秉徳会長、沈清理事長らと会談した。

 語らいでは、昨年から両国の各都市を巡回した「桜よ海棠よ永遠に――周恩来と日中友好写真展」や、南開中学と創価学園との交流が話題になった。

 周会長は「世界の平和を願う思いを貴会の皆さんと共有しています」と述べ、平和な社会を構築していく人材の育成に尽力したいと強調。沈理事長は池田先生の初訪中50周年、周総理と先生の会見から50周年の節目を明年に控え、二人の友好の心を後世に伝える事業を一段と発展させたいと語った。

 その後、訪問団は、中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長、中華日本学会の高洪会長らと、北京市内で懇談した。

 楊所長は日中国交正常化50周年を迎えた昨年、同研究所の機関誌「日本学刊」に池田先生が寄稿したことに改めて謝意を述べ、互いを取り巻く環境がいかに変化しようとも中日両国は引っ越しのできない隣人であり、友好交流を深めていくことが双方の利益であると力説した。

2023.10.25聖教一面

北京大鸞翔宇慈善基金会の周秉徳会長(右から3人目)、沈清理事長(同4人目)
北京大鸞翔宇慈善基金会の周秉徳会長(右から3人目)、沈清理事長(同4人目)

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2023年10月21日

韓国・慶熙大学 韓総長が創大へ

 

 韓国・慶熙大学の韓均泰総長一行が20日、東京・八王子市の創価大学を訪問した。

 慶熙大学の創立者である趙永植博士と創大創立者の池田先生は、1997年に初の出会いを結び、友情を深めてきた。大学としても学術・教育交流を続け、2016年には慶熙大学に「趙永植・池田大作研究会」が発足。趙博士と池田先生の思想を巡るセミナーなどを行っている。

 創大の鈴木学長との懇談で韓総長は、世界市民の育成や平和教育等、両大学が目指す教育の方向性や重視する価値は共鳴していると強調。地球規模の諸課題解決に貢献する人材を育むため、今後も協力関係を強めたいと述べた。

 鈴木学長は昨年、同大学を訪れた模様を述懐。学生・教員の往来や研究事業の発展など、交流の幅を一段と広げていきたいと応じた。


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2023年10月20日

自律型兵器の法規制を目指して

 

ニューヨークで国連関係者を招き展示会

「自動化による危害」に警鐘

SKR(ストップ・キラーロボット)、

アムネスティインターナショナル、

SGIが主催

 人による有意の制御なしに機械が標的を定め、攻撃する「自律型兵器システム」の問題への理解を深める展示「オートメーティド・バイ・デザイン(仕組まれた自動化)」が、このほど完成した。その開幕イベントが13日(現地時間)、国際ネットワーク「ストップ・キラーロボット(SKR)」、アムネスティ・インターナショナル、SGI(創価学会インタナショナル)の共同主催により各国の外交官、国連関係者、市民社会の代表を招いてアメリカ・ニューヨーク市内で行われた。

 

 たとえば、顔認証。よく似た外見の別の人物を、機械が同一と認識するケースがある。犯罪捜査で用いれば、誤認逮捕につながってしまう。

 たとえば、医療。AI(人工知能)による診断は有用だが、未知の症例への対処など医療ミスの危険もある。人間の判断が不可欠となるゆえんである。

 本来、全ての人間のためにある科学技術だが、エラーもある。それが人を殺傷することに使われたら、どうなるか――。この7月、グテーレス国連事務総長は「新たな平和への課題」の中で、人の制御や監視なく機能し、国際人道法の下で使用できない自律型致死兵器システムを禁止する法的拘束力のある文書について、2026年までに交渉をまとめることを求めた。

 現在行われている国連総会第一委員会においても、幾つもの国から自律型兵器または自律型致死兵器の問題が提起された。さらに、オーストリアが国連総会で自律型兵器システムに関する初の決議案を提出している。

 この問題を、わが事として危機感を持てるよう制作されたのが今回の展示である。「デジタルによる非人間化」「自動化による危害」という広がりのある文脈を示し、その極端な例として「キラーロボット」とも呼ばれる自律型兵器システムを挙げている。自律型兵器がいかにして立ち現れてきたか、古代から近代に至る歴史をたどるほか、機械による標的の選別がいかに不正確で非人間的な結末をもたらすかを示すなど、若い世代にもアピールする内容となっている。

 開幕イベントでは、制作に当たった「アイデンティティ2・0」の代表から“自分たちには関係ない、未来のこと”と受け止められ機械的な議論になりがちな中、そこに人間がいるのだということを強調した展示内容について説明があった。

 その後、主催団体があいさつ。

 アムネスティ・インターナショナルからは、ヴェリティ・コイル・シニアキャンペイナー兼アドバイザーが登壇。相島SGI平和運動局長は、自他の生命を尊重し、永続的な平和に取り組む仏教者として、草の根の意識啓発に尽力していきたいと述べた。

 展示会場でストップ・キラーロボットのイザベル・ジョーンズ・キャンペーン・アウトリーチ・マネジャーは語った。

 「私たちは自律型兵器システムが強い道徳的・法的規範によって規制されるよう行動を起こす人々の心に火をつけたいのです。この問題が、なぜ私たちに影響を与えるものなのか、友人や家族、信仰のコミュニティーやネットワークと共有できることを願っています。それは私たち全ての社会に影響を与えるものだからです」

 


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2023年10月20日

核なき世界の実現へ共に

 ICAN新事務局長と協議

 

 

 SGIの寺崎平和運動総局長ら代表が19日、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のメリッサ・パーク新事務局長とオンラインで協議を行った(写真)。

 パーク事務局長は、オーストラリアの連邦議会議員、国際開発大臣等を歴任。本年9月1日にICANの事務局長に就任した。国連で勤務した国際法務の専門家でもあり、そのリーダーシップに期待が寄せられている。

 席上、来月から始まる核兵器禁止条約第2回締約国会議に向けた取り組みと今後の協力について意見交換。パーク事務局長は、ICANの発足間もない頃からの大切なパートナーであるSGIと共に、核兵器のない世界の実現へ、さらなる協働を図りたいと述べた。

 


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2023年10月20日

キューバ大使館のレセプション

 

 キューバ共和国のホセフィーナ・ビダル外務次官の来日歓迎並びにミゲル・ラミレス駐日大使の離任レセプションが18日、東京・港区のキューバ大使館で開かれ、寺崎副会長ら学会の代表が出席した。

 ラミレス大使に、在任中の友好交流に対する池田先生からの感謝の言葉を伝えると、大使からは丁重な謝辞があった。


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2023年10月20日

イギリス タプロー・コート総合文化センター オープンデー

 

「文化の城」として地元市民から愛されるタプロー・コート総合文化センター

 イギリスSGIによる「オープンデー」が9月10日、首都ロンドン近郊にあるタプロー・コート総合文化センターで開かれた。

 1989年5月の開所以来、「オープンデー」は例年、恒例のイベントとして行われ、近隣の市民にセンターを開放している。

 参加者は、池田先生とトインビー博士の対談完結50周年を記念した展示の見学、庭園の散策などを楽しんだ。また、同SGIの有志が合唱を披露した。

 

2023年10月20日

メキシコ・グアダラハラで核兵器なき世界への連帯展

 

開幕式であいさつするメキシコ創価学会のオルダス理事長(左端、グアダラハラ市内で)

 「核兵器なき世界への連帯――勇気と希望の選択」展が9月8日から26日まで、メキシコ・ハリスコ州のグアダラハラにあるフアン・ホセ・アレオラ図書館で行われた。

 8日の開幕式には、外交官、大学関係者をはじめ多数の来賓が出席した。

 席上、メキシコ創価学会のオルダス理事長が、創価の師弟による平和行動の歩みを紹介。同図書館のホセ・トリニダッ・パディジャ・ロペス館長は、核兵器の脅威に終止符を打ち、平和の未来を開きたいとあいさつした。

 

2023年10月20日

アルゼンチンSGI 集会に出席 

平和と環境巡り各宗教団体と

 

 アルゼンチンSGIが9月6日、首都ブエノスアイレス市内で行われた平和集会に参加した。

 カトリックの環境保護団体が主催したもので、同SGIのほか各宗教団体などが出席した。

 集いでは「正義と平和が流れるように」とのテーマで、各団体のパネリストが取り組みや意見を表明した。

 アルゼンチンSGI青年部の代表は、仏法の「依正不二」の法理を紹介。「全ての変革は人間から始まる」ことを強調し、それぞれの場所、地域で環境保全の活動に努めるよう呼びかけた。

 

2023年10月20日

ボリビア・開発イノベーション大学

 デ・チャサール総長の特別講演会

 

総長は、池田博士のようなリーダーシップが世界に不可欠と力説した(ボリビア文化会館で)

 南米ボリビア・開発イノベーション大学のホセ・アントニオ・デ・チャサール総長の特別講演会が9月3日、サンタクルス市のボリビア文化会館と各地をオンラインでつないで行われた。

 同総長は池田先生との出会いを述懐し、「池田博士の人間的資質とリーダーシップは、世界的指導者と呼ぶにふさわしい」と高く評価。ナカジマ壮年部長、タケノ理事長があいさつした。

 


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2023年10月13日

国連総会第1委員会 

SGIが賛同署名の共同声明を発表

 

 軍縮と安全保障を扱う国連総会の第1委員会が、アメリカ・ニューヨークの国連本部で行われている。11日(現地時間)には市民社会による意見表明の場がもたれ、SGIが賛同署名した四つの共同声明が読み上げられた。

 

 「人道的軍縮」に関する声明では、

 武器が人間や環境にもたらす被害を防ぐために、各国が人道的軍縮の原則を受け入れ、「人間」に焦点を当てたアプローチを追求するよう求めている。

 「ジェンダー、交差性、軍縮」に関する声明では、

 人種や性別、障がいといった複数の属性が重なることで生まれる差別(=交差性)やジェンダー、多様性、包括性の視座を、第1委員会での議論に積極的に取り入れるよう呼びかけている。

 

 「武力紛争に関連する環境保護」に関する声明では、

 紛争や軍事活動が環境に及ぼす影響を第1委員会での議論で十分に明示するよう求めるとともに、紛争による環境悪化を防止、緩和し、対処する取り組みの推進を訴えている。

 

 「青年と軍縮教育」に関する声明では、

 軍縮・不拡散の取り組みに青年の参画を求める国連総会決議を支持すること、また、明年に国連で開催される「未来サミット」の成果に青年と軍縮教育に関する行動を明記することなどを要請している。

 


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2023年10月4日

韓国ナショナルデー 原田会長が祝賀会に出席

 

 大韓民国のナショナルデー(建国記念日=10月3日)を祝賀するレセプションが3日、都内で開かれ、原田会長、学会本部国際渉外局の長岡局長らが出席した。

 原田会長から池田先生の祝意が伝えられると、韓国の尹徳敏駐日大使から丁重な謝辞があった。


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2023年10月3日

台湾SGIに社会団体公益貢献賞 金賞

 

 台湾SGIの多様な社会貢献の活動をたたえ、行政院内政部から「社会団体公益貢献賞 金賞」が贈られた。

 この賞は、2万2000以上の団体から選出されるもので、台湾SGIは23回連続の受賞となった。

 授与式は9月15日、台北市内で盛大に行われた。

 林右昌内政部長はあいさつの中で、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた市民の意識啓発のための展示や、全土の教育機関で著名な芸術家の作品を紹介する「移動美術館」の開催、芸術家の書籍等をテーマにした教育広播電台(台湾行政院の教育部が運営する放送局)と台湾SGIが共同制作するラジオ番組「宝島美術館」の配信など、受賞団体を代表して同SGIの具体的な活動も挙げながら、各団体の長年にわたる社会貢献に感謝を述べた。

 陳建仁行政院長は、「社会団体のイノベーション(革新)、持続的な社会の構築、公共利益への貢献に対する、各団体の尽力に感動を禁じ得ない」と語り、深い謝意を表明した。


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2023年10月1日

パグウォッシュ会議元会長

スワミナサン博士が死去

 SGI会長が弔電

 

 「インド近代農業の父」モンコンブ・S・スワミナサン博士が9月28日、死去した。享年98歳。

 博士はインド農業研究所所長等を歴任し「緑の革命」を主導。また、2002年から07年までパグウォッシュ会議会長を務め、核兵器廃絶運動に尽力した。池田SGI(創価学会インタナショナル)会長とは02年に初会見。語らいは対談集『「緑の革命」と「心の革命」』に結実した。

 SGI会長は弔電を送り、民衆の生存の権利と世界不戦のためにささげた博士の尊い足跡は、人類史に永遠に輝き渡り、未来を希望と勇気の光で照らすとたたえた。


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2023年9月29日

中国 建国記念の祝賀会 

原田会長ら学会代表が出席

 

 中華人民共和国の建国74年の「国慶節」(建国記念日=10月1日)と日中平和友好条約締結45周年を祝賀するレセプションが28日午後、都内で行われ、原田会長、寺崎副会長、西方青年部長ら学会の代表が出席した。

 会長が池田先生からの祝意を伝えると、呉江浩駐日中国大使は丁重な謝辞を述べた。

 また、祝賀会には、創価大学、民主音楽協会、東京富士美術館の代表も出席した。


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2023年9月12日

台湾SGIに

「宗教公益賞」「特別賞」

 

 台湾SGIに、行政院内政部から21度目となる「宗教公益賞」(以前の名称は「優良宗教団体賞」)、2013年以来2度目の「宗教公益深耕賞」が贈られた。

 「宗教公益賞」は、1万5000を超える台湾の宗教団体の中から、顕著な社会貢献を果たした団体に贈呈されるもの。選考に当たっては、活動の規模や公益性、さらには社会的影響力等が総合的に判断される。

 「宗教公益深耕賞」は、「宗教公益賞」の受賞が10年連続、または通算12度目に輝いた団体に授与される特別賞である。

 長年、台湾SGIは池田先生のリーダーシップのもと、平和・文化・教育運動を多角的に展開してきた。チャリティーコンサートをはじめ、離島や山間地を含む全土の教育機関で著名な芸術家の作品を紹介する「移動美術館」、学習環境に恵まれない地域での教育支援などを実施。近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた市民の意識啓発のために、大学等で「SDGs×希望と行動の種子展」を積極的に開催している。

 晴れの授賞式は8月25日、嘉義県内で開かれ、蔡英文総統、林右昌内政部長らが出席。蔡総統は、宗教団体の公益な活動はコロナ禍にあって、人々の心を落ち着かせる重要な力になったとあいさつ。林内政部長は、受賞団体の模範の取り組みをたたえつつ、台湾社会を支え、さらなる前進の原動力にと期待を寄せた。

2023.9.12聖教新聞一面


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2023年8月17日

シンガポール独立58周年式典

 ハリマ大統領、リー首相が列席

 

 SGSが政府の要請で出演

 

 シンガポールの独立58周年を慶祝する記念式典(ナショナルデー・パレード)が9日、同国の独立記念広場「パダン」で開催された。

 これには、政府の要請を受けたシンガポール創価学会(SGS)の婦人部の代表ら約600人が出演し、美しい舞を披露した。

 ハリマ・ヤコブ大統領、リー・シェンロン首相ら政府首脳をはじめ、2万7000人の観衆から大きな拍手が送られた。

 同国は1965年8月9日に独立を果たし、アジアの金融、貿易の一大拠点に発展。中華系、マレー系、インド系などの多民族、多宗教の人々が共生している。

 SGSは“良き市民たれ”との池田先生の指針を胸に、春節(旧正月)を祝う「チンゲイ(粧芸)パレード」への参加など、社会に友情の輪を広げてきた。国家の最重要行事である独立記念式典の出演は、今回で38回目となる。

 式典に向け、出演者は自身の病気や家族の宿命など、それぞれの課題に立ち向かう中で、練習に打ち込んできた。

 本番では、泥の中に清らかに咲く蓮華をテーマに、人間の持つ生命の力強さをダンスで表現。

 華麗な歌声に合わせてマスゲームを演じ、フィナーレでは鮮やかな人華を舞台に咲かせた。

 “獅子の国”を舞台に信頼を着実に広げるSGSは、社会の希望として輝きを増している。


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2023年8月16日

スリランカ 法務大臣が総本部へ

 

 スリランカ民主社会主義共和国のウィジェヤダサ・ラージャパクシェ法務大臣が15日、東京・信濃町の総本部を訪問。SGI事務総局の清水総局長、学会本部国際渉外局の長岡局長らが歓迎した。

 同法務大臣は、国会議員として要職を歴任。憲法、仏教哲学の分野で博士号を取得しており、仏教大臣を務めた経験もある。スリランカ創価学会のメンバーとも親しく交流してきた。

 懇談では、創価学会が平和・文化・教育運動を通じて人間の内面の変革を進めていることを高く評価。スリランカの発展のため、今後も連携を強めていきたいと語った。


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2023年7月20日

世界75言語を学ぶ国際教育の名門

 中国・河北外国語学院が池田先生に「終身名誉教授」称号

 

 授与の辞

  万代の中日友好の道を開いた池田先生は本学が求める師匠

  孫理事長が出席 創価大学で授与式

 

 中国の教育界で外国語教育の名門として名高い河北省石家庄市の河北外国語学院から、池田大作先生に「終身名誉教授」称号が贈られた。日中両国の友好をはじめ、長年にわたる国際的な文化、教育、平和事業の推進をたたえたもの。授与式は19日午前、東京・八王子市の創価大学本部棟で行われ、来日した河北外国語学院の孫建忠理事長(学長兼任)ら一行が出席。創大の鈴木学長に「終身名誉教授」の証書が託された。また、池田先生から同学院に真心の漢詩が贈られた。(2・3面に関連記事)

 

池田先生が漢詩を贈る

 建学辛労我最知

 忠於民衆志不移

 樹人立徳為校訓

 展翅正当風好時

 

大意

 建学の辛労は、

  創立者が最もよく知るものだ。

 民衆のために真心を尽くす志は、

  些かも変わらない。

 人を育て、徳を立てることを

  校訓とする。

 英才たちが羽を広げて、今まさに

  最良の風を得て、雄飛する時を迎えている。

 

 ※文中に、学院の創立者でもある孫理事長の名前「建忠」が織り込まれている。

 

 まぶしい日差しが降り注いだ創価大学のキャンパス。遠来の賓客を迎えるかのように、鮮やかに輝く緑の葉が揺れていた。

 本部棟のエントランスホールで、学生の代表が河北外国語学院の一行を熱烈に歓迎。孫理事長は、感激の面持ちで口を開いた。

 「皆さんの真心をわが学院の学生にも伝え、中日友誼の花を末永く咲き薫らせていきたいと思います!」

 一人一人に注ぐ眼差しには、次代を担う若人たちへの慈愛が満ちていた。


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2023年7月20日

中国・河北外国語学院「終身名誉教授」称号授与式から

 孫理事長の授与の辞(要旨)

 

中日両国は一衣帯水の隣国

先人に続き平和に貢献したい

 

 河北外国語学院は創立以来、偉大な師匠を求めながら、優れた教育者を育成するという道を歩んできました。大学にとって、師匠は建学の基礎と支柱であります。

 中日両国は一衣帯水の隣国であり、平和、発展、協力こそ両国人民の共通の願いです。池田大作先生は、中国人民が最も敬愛する周恩来総理の最も大切な親友であり、日本の著名な思想家、教育者、平和の提唱者、実践者であります。

 池田先生は、半世紀近くにわたり、自らの行動で中日両国の万代友好のための実践を続け、両国の国交正常化の実現に向けて民間交流の道を開き、「金の橋」を築くという卓越した役割を果たされました。両国人民に深く敬慕、敬愛されております。まさしく当校が求める偉大な師匠であります。

 そのため、本学の約3万人の教職員と学生代表の提案により、理事会の決議を経て、創価大学創立者・池田先生に、「終身名誉教授」称号の授与を決定いたしました。

 今回の訪日では、創価大学の皆さまをはじめ関係者のご厚意を賜り、日本の文化、文明、そして、伝承されてきた礼儀も、自らの肌で感じることができ、心の底から厚く御礼申し上げます。

 その上で、中日両国の万代友好を継承する責任の重さを感じています。

 訪日での貴重な体験を、今後の両大学の友好交流を深める原動力としていきたい。そして、周総理、池田先生を代表とする中日の先人たちが共に耕してきた、友好の天地で開拓を続け、両国の文化、教育および民間交流を推進するために、私自身と河北外国語学院が力を尽くし、貢献していきたいと決意しています。

 私たちの協力関係が、春の到来を告げる桜と海棠の花が薫るように、末永く続いていくよう願っています。

 そして、貴学のますますのご繁栄、池田先生のご健勝とご多幸を真心込めてお祈り申し上げます。本日は、誠にありがとうございました(拍手)。


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2023年7月14日

ルワンダ大使が総本部へ

 原田会長が歓迎

 

 アフリカ・ルワンダ共和国のアーネスト・ルワムキョ駐日大使が13日、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長らが学会本部別館で歓迎し、会見した。

 冒頭、原田会長が、昨年4月に本紙で掲載された大使の特別インタビュー記事への謝意を述べ、同国がジェノサイド(大量虐殺)の悲劇の歴史を乗り越えて「アフリカの奇跡」と称される復興と発展を遂げたことに敬意を表した。

 また、ルワンダでは国会議員に占める女性の割合が6割を超え、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの推進において、世界をリードしていることも話題に。

 大使は、こうした社会的な変革には「教育」が重要な役割を果たしていると強調し、世界の平和と共生に貢献する創価教育の実践に深い共感を寄せた。

 さらに、両国の文化・教育交流の促進を目指し、創価学会とのパートナーシップをより強固にしていきたいと期待を述べた。


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2023年5月7日

英国・チャールズ国王の戴冠式

池田SGI会長、原田会長が祝電

 

 イギリスのチャールズ国王の戴冠式が6日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた。これに寄せて、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長と原田会長は、それぞれ祝電を送った。

 SGI会長は1994年6月、当時、皇太子であった国王と、イングランド南西部グロスターシャーの私邸で会見。建築、文学、教育などを巡って語り合っている。

 祝電でSGI会長は、当時の語らいを振り返り、その人柄と見識に深い感銘を受けたと述懐。

 世界がさまざまな地球規模の課題に直面する現代にあって、国王がカミラ王妃と共に、人々に啓発をもたらす存在として活躍されることを確信する、とつづっている。


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2023年4月25日

呉江浩駐日大使を歓迎

 総本部で原田会長らが会見

 

 中国の呉江浩駐日大使が24日午後、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長、谷川主任副会長、寺崎副会長らが歓迎した。

 

 呉大使は

 1993年から98年、

 2002年から08年の2度、

 在日本大使館で勤務。

 江沢民元国家主席や

 胡錦濤元国家主席、

 唐家璇元国務委員と

 池田先生が会見した際にも同席してきた。

 駐スリランカ大使、

 外交部アジア局局長などを経て

 先月、駐日大使に着任した。

 

 語らいで呉大使は、再び学会本部への訪問がかなったことを喜びつつ、中日友好に対する学会の長年にわたる尽力に謝意を表した。

 さらに、来日前に近所の書店で夏目漱石の本が平積みで販売されていたエピソードを紹介。両国は地理的に近いだけでなく文化的に共鳴する点が多いと述べ、さまざまなレベルの交流を後押ししながら友好関係を発展させていきたいと語った。

 原田会長は、国際情勢が激変する時だからこそ、民衆同士が相互理解と絆を深めることが重要であると言及。池田先生の初訪中から50周年となる明年へ、学会としても青年交流や文化交流を重ねていきたいと応じた。


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2023年4月6日

中国・北京で国際会議

 学会代表が出席

 持続可能な社会構築へ協働を

 

全青連 主催の青年ワークショップ

婦女連 女性教育巡るシンポジウム

 

 学会青年部をはじめ世界各地の青年団体の代表が出席して開催された国際ワークショップ(3月28日、北京市内で)

 

 中国の北京で各種国際会議が行われ、学会代表が出席した。

 中華全国青年連合会(全青連)などの主催による国際ワークショップは、3月27日から4月1日にかけて北京市内で行われた。

 これは、国連のSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて青年の参画や協働を推進するべく開催されたもので、UNDP(国連開発計画)など国際機関のほか欧州、アフリカ、南米、アジアの青年団体の代表が参加。「グローバルガバナンスと青年の参画」「優先課題と協調」などをテーマに議論した。

 開幕式では、全青連の傅振邦副主席があいさつ。国境を超えて青年世代が力を合わせ、持続可能な社会構築への流れを強めていきたいと述べた。

 その後の会議で青年平和会議の小松法子副議長は、音楽隊の「希望の絆」コンサートや核兵器廃絶に向けた青年部の意識啓発活動を報告。池田大作先生が訴えてきた世界市民教育の理念や重要性を概説し、「SGIの日」記念提言等で提唱された国連ユース理事会の創設や世界市民教育を通じた青年のエンパワーメントの促進などの提案を紹介した。

 

 一方、中華全国婦女連合会(婦女連)、中国ユネスコ全国委員会、北京師範大学が主催する国際教育シンポジウム3月28日、北京市内で開かれた。

 これは女子や女性への包摂的かつ公平で、質の高い教育機会の提供を実現するために開催されたもの。アジアやアフリカ、中米などの専門家らが、「STEM」(科学・技術・工学・数学)教育の推進等を巡って議論を交わした。

 開幕式では、婦女連の黄暁薇副主席が、女性が輝く世界を共に築きたいとあいさつ。中国教育部の陳傑副部長が、ジェンダー平等に向けた中国の取り組みに言及した。

 セッションで、創価学会学術部の渡辺哲子氏(創価大学講師)は、池田先生ご夫妻が築いた日中友誼の橋を礎に、婦女連と学会女性部が友情の絆を結んできた歴史を紹介。人間主義に基づく教育の重要性を訴えた。また、韓国・慶熙大学の河暎愛教授が登壇した。

 


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2023年4月1日

中国人民対外友好協会

 林会長が創大へ

 

 中国研究会の代表ら、出迎えた学生と語り合う林会長(創価大学で)

 中国人民対外友好協会の林松添会長が3月31日、東京・八王子市の創価大学を訪問。大学首脳、学生・教職員の代表が歓迎した。

 周桜を見学後、鈴木学長、田代理事長らと懇談した林会長は、生き生きと芽吹き花を咲かせた周桜のように、中日関係を発展させていきたいと強調。創大創立者の池田先生の行動を範として、教育・青少年交流に力を入れていきたいと語った。

 


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2023年3月31日

中国人民対外友好協会

 林会長が総本部へ

 

 中国人民対外友好協会の林松添会長が30日午後、東京・信濃町の総本部を訪問。原田会長が歓迎した。

 現職就任後、初来日となる林会長。冒頭、中日友好に対する池田先生と創価学会の長年の尽力に謝意を述べつつ、桜薫る季節に総本部を訪問できたことが喜びであると語った。

 林会長は、中日両国は離れることのできない隣国であり、近いがゆえに、時に摩擦があるとしても、互いを尊重し共存していくことが双方の利益であると言及。両国の平和友好条約締結45周年を迎える本年、友好発展に尽力してきた先人たちの勇気と知恵に改めて学びながら、さまざまなレベルで交流を強めていきたいと語った。

 原田会長は、本年が池田先生の日中国交正常化提言発表55周年に当たることに言及。人類の平和とアジアのために両国友好を開いてきた先生の精神を受け継ぎ、学会としても文化交流や青年交流に、引き続き貢献していきたいと応じた。

 会見には中日友好協会の程海波副秘書長、日中友好会館の黄星原代表理事、中国大使館の聶佳参事官、学会の寺崎副会長、東京富士美術館の五木田館長、民主音楽協会の伊藤代表理事らが同席した。


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2023年3月2日

池田先生ご夫妻の社会貢献たたえ

韓国・江原道議会が特別顕彰牌

 

権議長「SGI会長は真の世界平和の活動家」

 

  

 韓国・江原道議会から、池田大作先生ご夫妻に「特別顕彰牌」が贈られた。韓国と日本の友好促進、地域社会での多様な貢献へのリーダーシップをたたえたものである。

 授与式は2月27日、香峯子夫人の誕生日を祝賀する意義を込め、江陵市の韓国SGI(創価学会インタナショナル)の江陵栄光文化会館で行われた。

 式典には、権赫烈議長、朴鎬均道議員らが出席。同SGIの金仁洙理事長、金暻希婦人部長、江原第1・第2方面の同志300人が祝福した。

 韓国の北東部に広がる江原道。東海岸沿いに太白山脈が走る自然豊かな地で、150万人以上が暮らす。2018年には道内の平昌で冬季オリンピック・パラリンピックを開催。近年は、韓国の世界的アーティストのミュージックビデオや、ドラマのロケ地としても数多く使われるなど、風光明媚の地として、国内外からの注目を浴びている。

 この地で、SGIの友は長年、清掃運動や災害支援、市民を招いてのコンサートなど、地域の安穏と繁栄に尽力してきた。

 02年9月には、池田先生の平和・文化・教育や環境保全への貢献に、日本人初となる「名誉道民」の称号が贈られている。

 晴れの式典では、権議長から池田先生と香峯子夫人への特別顕彰牌が、代理の金理事長と金婦人部長にそれぞれ手渡された。

 祝辞に立った権議長は、持続的な貢献活動を推進しながら、周囲にも励ましを送る韓国SGIの友に深い感謝を述べつつ、「池田SGI会長は、生命尊厳・人間共存の思想を、自ら実践された真の世界平和の活動家です。心から尊敬します」と共感を語った。


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2023年2月21日

アラブ首長国連邦・ドバイで

第12回「詩人の集い」

 

“価値と共存の光灯そう”テーマに

識者・青年が自作の詩披露

 

池田先生がメッセージ贈る

 

詩こそ共生の道しるべ――人間性あふれる詩心が響き合った「詩人の集い」の参加者(9日、UAEのドバイで)

 

 中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで9、10の両日、第12回「詩人の集い」が開かれた(主催=湾岸SGI〈創価学会インタナショナル〉、後援=アブダビ教育・知識庁など)。池田大作先生の人間讃歌の詩に共鳴する世界の詩人や識者、青年が自作の詩を披露するもの。約1000人が参加し、オンラインでも中継された。池田先生は、今回の集いで灯された新たな詩心の光が、人類の平和の未来を照らしゆく希望の曙光と輝きゆくことを心から念願し、メッセージを贈った。

 

 心情をリズム良く言葉で表現した「詩」。

 自然の営みへの驚き、生きる喜びなどを永遠にとどめ置くために、古今東西の人たちは詩を紡いできた。

 池田先生は「詩心の復権こそ、人間の復権の鍵」と語り、自ら折々に詩句をつくって、学会の同志や世界の識者に贈ってきた。「詩とは本来、人間と自然、人間と人間、人間と社会を結ぶ共生の心の結晶にほかならない」とも語っている。

 詩の力を信じてやまない先生に呼応して、詩人の集いは「詩心は人間性を結ぶ」との信念のもと、2012年から回を重ねてきた。集いの開催に長年尽力してきたのが、UAEの著名な詩人シハブ・ガネム博士である。先生の詩集等の翻訳を手がけてきた博士は「混迷の時代だからこそ、池田博士の“詩を愛する心”と“平和の哲学”を多くの人に伝えたい」と述べる。

 今回のテーマは「価値と共存への光を再び灯しゆこう」。分断と対立に苦しむ現代にあって、平和と共生の心を養う「詩」の役割を確認する集いとなった。

 9日は中学生や高校生、特別支援学校の生徒ら44人が、希望や向上心などをうたった詩を披露。10日にはUAEをはじめ、イタリア、イラン、インド、エジプト、ギリシャ、サウジアラビア、メキシコの詩人がさまざまな言語で詩を紹介した。両日とも、池田先生の「文化と大地」「春風」「月光」などの詩が英語で朗詠された。

 また、湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」の合唱などが花を添えた。

 主賓で、UAEの立法府の連邦国民評議会で議長を務めたムハマッド・アル・ムッル氏は「この集いは、創造的な詩によって人種や言語を超え、国際理解と寛容の精神が深められる、素晴らしい場であると感じました」と声を寄せた。

 青年詩人のワエール・アル・サエー氏は「中学生や高校生ら若い世代がつくった詩を聞き、社会をより良く変革する力がここにあると感じました。詩心は精神を豊かにするのです」と語った。


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2023年2月9日

ウズベキスタン大使一行

 創価大学を訪問

 ナワイー像に献花

 

創大池田記念講堂の前庭に立つナワイー像の前で、アブドゥラフモノフ大使(前列左から5人目)一行が留学生らと共に記念のカメラに

 ウズベキスタン共和国のムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ駐日大使一行が8日、東京・八王子市の創価大学を訪問。同国が誇る民衆詩人アリシェール・ナワイーの立像に献花した。

 この像は2004年3月、友好の象徴として同国政府から創大に寄贈されたもの。ナワイーの生誕日(2月9日)を記念して開かれた献花式では、鈴木学長のあいさつに続き、留学生の代表がナワイーの詩を朗読。大使が、人間主義に貫かれた大詩人の信念を継ぎ、現代に“調和の心”を広げたいと語った。


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2023年2月3日

キューバで「世界の均衡のための国際会議」

 池田先生がメッセージ 学会代表が基調講演

 

 ホセ・マルティ生誕170周年を記念 90カ国・地域から1000人が参加

 キューバの英雄ホセ・マルティの生誕170周年を記念する第5回「世界の均衡のための国際会議」(主催=ホセ・マルティ国際連帯プロジェクト)が、1月24日から28日まで(現地時間)、首都ハバナのコンベンションパレスで開かれた。これには、同国のミゲル・ディアス・カネル大統領、エステバン・ラソ人民権力全国会議議長、マルティ・プログラム研究所のエドゥアルド・トーレス・クエバス所長をはじめ、市民社会の代表、研究者ら90カ国・地域の1000人が参加。主催者の要請に応え、池田大作先生がメッセージを寄せた。また学会代表が出席し、分科会で基調講演を行った。

 

第5回「世界の均衡のための国際会議」の会場となった、首都ハバナのコンベンションパレス。同会議には、キューバ創価学会(デルガード理事長)の代表も参加した

 

 国際会議の初日(24日)に行われた開会式。マルティ・プログラム研究所のエクトル・エルナンデス・パルド副所長の開会の辞に続き、ユネスコ等の代表があいさつに立った。

 

 その後、同会議の開催を祝福するメッセージが紹介され、フランシスコ・ローマ教皇に続いて、池田先生のメッセージが読み上げられた。

 

 その中で先生は、1996年6月のハバナ大学での記念講演において、ホセ・マルティへの思いを語ったことを述懐。

 「民衆はすべて、共通の堂々とした、すばらしい何かを――空よりも広く、大地よりも大きく、星座よりも輝いていて、海よりも洋々としたものをもっています。それは人間の精神です」とのマルティの信念こそ、新しい人類社会の前進にあたり、人々の心を潤す文化と英知の源となると強調した。

 そして、マルティが夢見た人類の平和と幸福の未来へ、この会議が大いなるメッセージを発信することを期待していると述べた。

 会場から大きな拍手が送られた。

 

 最後に、同研究所のトーレス・クエバス所長が基調講演を。所長は、世界が分断へと進む今、立ち返るべきはホセ・マルティの「対話の精神」であると語り、日本からの参加団体の発言は非常に重要であると述べた。

 

多くの来賓が出席した開会式では、子どもたちが歓迎セレモニーを(コンベンションパレスで)

 同会議では多くの分科会が行われ、マルティの思想の現代的意義を論じ合うとともに、パンデミック、核軍縮、飢餓、ジェンダー平等、テロなどの世界的な課題について活発な議論が交わされた。

 

 26日の分科会では、学会代表が「核兵器なき世界へ連帯の力を」をテーマに基調講演した。登壇した学会本部国際渉外局の水嶋肇部長は、創価学会の平和運動や核兵器廃絶への取り組みなどを紹介。池田先生が先月発表した緊急提言「平和の回復へ歴史創造力の結集を」について言及した。

 

 席上、先生への「マルティ・プログラム研究所25周年記念メダル」が、トーレス・クエバス所長から授与された。

 

 また、水嶋部長ら一行はキューバ滞在中、アベル・プリエート元文化大臣、アルマンド・ハルト元文化大臣の夫人であるエロイサ・カレラス氏、ホセ・マルティ研究所のマルレネ・バスケス所長らと懇談。ハバナ市内の「3月13日公園」にあるホセ・マルティ像に献花した。


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2023年1月21日

各国の指導者・識者から池田先生に来信

 

 海外の指導者・識者から池田先生に、新年状(グリーティング・カード)が届けられた。7日付に続き、氏名(順不同)を紹介する。

 ◇ 

 ヨルダンのハッサン王子、

 アメリカのキッシンジャー元国務長官夫妻、

 タイのアナン元首相、スラユット枢密院議長、

 シンガポールのマサゴス社会・家庭振興大臣夫妻、

 ベネズエラのナバロ元高等教育大臣夫妻、

 イタリアのフィレンツェ市のナルデッラ市長、

 韓国の慶尚北道の李喆雨知事。

 

 教育界からは、

 フィリピン大学のコンセプション総長、

 タイのメージョー大学のヨッサラート前学長、

 ボリビアのバーリエ大学サンタクルス校のカルバリョ副総長、

 ドミニカ共和国のサンティアゴ工科大学のヒル元副総長、

 ペルー国立工科大学のカジェル元文化局長、

 中国の東北師範大学の劉光宇教授、

 ベネズエラ中央大学のテクシエ教授、

 キューバのマタンサス大学のチャコン教授。

 さらに

 ドミニカ共和国科学アカデミーのシェッケル総裁、

 韓国児童虐待予防協会の李培根会長、

 ブルガリアの聖キリル・メトディ国際基金のタチェフ事務局長、

 ドイツのハンブルク・バレエのノイマイヤー芸術監督、

 ブラジルの現代彫刻作家のトヨタ氏、

 トルコのピアニストのオナイ氏からも真心こもる新年状が届けられた。


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2023年1月21日

原田会長ら訪問団がグアム・ゲレロ知事と会見

 

準州議会も表敬訪問

成田国際空港からグアムまで空路で4時間弱、時差は1時間。グアムと日本の交流をさらに――朗らかに語り合う原田会長とゲレロ知事(会長の右隣、知事公邸で)

 【グアム】原田会長、谷川主任副会長ら訪問団が19日夕、アメリカ・グアムに到着した。

 原田会長は20日午前、ハガニア市にあるグアム準州知事公邸を表敬訪問し、ローデス・A・レオン・ゲレロ知事と会見した。

 ゲレロ知事は、来たる26日でSGI(創価学会インタナショナル)が発足48周年を迎えることを祝福。長年、地域の平和と繁栄に貢献するSGIの取り組みを称賛した。

 さらに知事は、気候変動の影響を強く受ける北マリアナの現状等を紹介。高い理想に向かって現実社会で行動するSGIと、さらに協力を深めていきたいと述べた。

 原田会長は、戦禍の歴史を刻むグアムでSGIが発足したことには深い意味があったと強調。池田先生を中心にグアムから広がった創価の平和・文化・教育運動を、皆さまと共に一段と発展させていきたいと語った。

 会長は知事との会見に先立ち、同市のグアム準州議会でテレーズ・M・ターラジェ議長らと会見。同議長らは、池田先生の長年にわたる世界平和への貢献を賛嘆した。

 また同日、アメリカSGIの代表指導会が開かれ、谷川主任副会長が励ました。


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2023年1月14日

アメリカ サンタモニカ市が宣言

 1月2日を「池田大作の日」に

 

宣言書「調和ある社会構築に尽力」

 アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス郡のサンタモニカ市が、本年1月2日を「池田大作の日」と宣言した。池田先生の長年にわたる平和貢献をたたえたものである。

 ロサンゼルス郡の西部に位置するサンタモニカ市は、観光地として有名。一年を通じて温暖な気候で、太平洋沿いの美しいビーチには各地から観光客が訪れる。

 多くの留学生が学ぶ町でもあり、市内には国際性に富んだキャンパスが広がるサンタモニカカレッジも。近年はスタートアップ(新興企業)が集まる“シリコンビーチ”としても注目されている。

 市の西部にはアメリカSGI(創価学会インタナショナル)の本部があり、“世界広布の電源地”として、創価の師弟の歴史が幾重にも刻まれてきた。

 池田先生は1993年1月27日、同市の世界平和池田講堂で開催されたアメリカSGI総会に出席。総会を記念し、アメリカの同志に長編詩「新生の天地に地涌の太陽」を贈った。その一節には、こうある。

 「世界の希望を担って/新たな前進を/力強く開始しゆく/我が愛するSGIの宝友よ/新生アメリカ 万歳!/新生アメリカSGI 万歳!」

 「地涌の同志たちよ/自由と民主と人間の讃歌を歌え!/平和と文化の旗を振れ!」

 この詩の発表から今年で30星霜。SGIの友は、信心根本に社会で実証を示しながら、模範の市民として地域で信頼を結んできた。

 宣言書には「調和のある平和社会の構築に対する池田大作博士ならびにSGIの会員の皆さまのご尽力に敬意を表す」と記され、SGIの多角的な平和運動に言及。池田先生が「哲学者、教育者、平和建設者、作家および桂冠詩人として」異国間・異文化間を結び、平和建設を推進してきたことを称賛している。

 元日に世界平和池田講堂で開かれた新年勤行会で紹介され、同志に喜びが広がった。


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2023年1月10日

コートジボワール政府関係者を

学会代表が表敬訪問

 

 内務省のバンバ宗教局長と学会の代表ら(アビジャンで)

 

 スガイ・アフリカ顧問とコートジボワール創価学会のトボエ副理事長、SGI(創価学会インタナショナル)事務総局の林アフリカ部長ら一行が4日、同国の内務省宗教局を訪問し、メッサンバ・バンバ局長と会見した。

 同局長は一行を歓迎し、「池田SGI会長の平和運動の功績と、コートジボワール創価学会の献身的な活動に感謝します」と語った。一行は、昨年末にアビジャン郊外で行われた新会館の起工式の模様などを報告。同局長は学会の飛躍的な発展を心から称賛し、期待を寄せた。

 また一行は同日、アマドゥ・クリバリ広報・デジタル経済大臣を表敬。大臣は「平和構築を推進する創価学会は、わが国にとって心強い存在です」と述べた。


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2023年1月7日

海外の識者から池田先生に新年状

 

 海外の指導者や識者から池田先生に、新春を慶祝する新年状(グリーティング・カード)が寄せられた。その一部を紹介する(順不同)。

 ◇ 

海外の指導者

 タイのシリントーン王女、チュラポーン王女、

 中国の李克強総理、王毅国務委員、劉延東元副総理、中日友好協会の唐家璇会長、

 インドのソニア・ガンジー元首相夫人、インド文化関係評議会のカラン・シン元会長、

 ウズベキスタンのクジーエフ元文化・スポーツ大臣、

 シンガポールのウン国防大臣、

 ドイツ・ビンゲン市のフェザー市長、

 韓国・慶州市の朱洛栄市長、大田広域市教育庁の薛東浩教育監。

 

 各国の駐日大使

 キューバのミゲル・ラミレス大使、

 中国の孔鉉佑大使、

 トンガのテヴィタ・スカ・マンギシ大使、

 パレスチナのワリード・アリ・シアム大使、

 ミクロネシアのジョン・フリッツ大使。

 

 教育界

 シンガポールの南洋理工大学のスレシュ学長、

 中国の西安培華学院の姜波理事長、

 香港中文大学の段崇智学長、劉遵義元学長、

 ドミニカ共和国のサントドミンゴ自治大学のレイナ元総長、

 ボリビアの開発イノベーション大学のデ・チャサール総長、

 台湾の中国文化大学の林彩梅元学長、東海大学の張国恩学長、同大学婦女会の羅蕙蓮会長、

 イギリスのグラスゴー大学のマンロー名誉教授、

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学「ライシャワー東アジア研究所」のカルダー所長、

 タイのサンチ・プラチャ・ダンマ研究所のスラク元会長、

 中国の仲愷農業工程学院「廖承志・池田大作研究センター」の高岳侖主任、大連工業大学「池田大作思想研究所」の劉愛君所長、

 ペルーの国立サンマルコス大学のポロ教授。

 

クラブ・協会他

 さらにローマクラブのヴァイツゼッカー名誉共同会長、パグウォッシュ会議のスワミナサン元会長、

 中日友好協会の劉子敬理事と李佩夫人、

 ロシア、文豪レフ・トルストイの玄孫のウラジーミル・トルストイ氏、

 L・N・トルストイの屋敷博物館“ヤースナヤ・ポリャーナ”のトルスタヤ館長、国立M・A・ショーロホフ博物館・自然保護区のショーロホフ前館長、

 フランス料理アカデミーのデュポン名誉会長、

 ペルー日系人協会のミヤシロ会長からも新年状が届けられた。

 


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2023年1月5日

前ローマ教皇・ベネディクト16世が死去

 SGI会長、原田会長が弔電

 

 前ローマ教皇のベネディクト16世が12月31日、死去した。享年95歳。池田SGI会長と原田会長が弔電を送った。

 ドイツ出身の前教皇はミュンヘンの大司教などを経て、2005年に第265代教皇に就任。13年に辞任した後は名誉教皇を務めていた。

 SGI会長は、困難な時代にあっても屈することなく連帯と平和のメッセージを発信し続けた前教皇の事績をたたえた。

 


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2022年12月17日

中国 西安培華学院と創価大学がフォーラム

 

池田先生の教育思想巡り

西安培華学院と創価大学が共催したフォーラム

 

 中国・陝西省の名門私立大学である西安培華学院と創価大学が共催する「池田大作教育理念と日中友好往来フォーラム」が16日、オンラインで行われた。

 これは日中国交正常化50周年を記念して開催されたもの。同学院は2009年、創大創立者の池田大作先生に、日本人初となる「名誉教授」称号を授与。11年には、池田先生と香峯子夫人の行動と思想を研究し、世界の発展に貢献することを目的として、「池田大作・香峯子研究センター」を開設している。

 フォーラムでは、同学院の姜波理事長が、両国の先人たちが心血を注いで築いてきた友好関係を後世につなぐために、教育交流を一段と推進したいとあいさつ。創価大学の鈴木学長が、世界が混迷する今こそ、試練に打ち勝つ勇気を持った若き人材の育成へ、手を携えていきたいと語った。

 同大学の叢暁波教授、東北師範大学の肖克教授、天津大学の譚浩副教授、西安培華学院の馬樹茂教授が、それぞれの専門的知見から池田思想の特徴などを論じた。

 陝西師範大学の拜根興教授が「中国大陸の池田大作研究ブームの形成」とのテーマで基調講演。“対話こそが平和創出の鍵である”との池田先生の理念が、広く中国人民に浸透していく過程について言及した。


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2022年12月10日

 

創価学会女性部と中華全国婦女連合会らとのオンライン交流会

 

橋口女性平和委員会委員長、

太田国際本部副女性部長、

学会本部国際渉外局の馬塲副主任

 

 日中国交正常化50周年を記念する中華全国婦女連合会(婦女連)と創価学会女性部の交流会が9日、オンラインで開催された。

 杉本総合女性部長が、池田先生と周恩来総理・鄧穎超夫人との交流史に触れ、先人たちが育んできた友誼の絆を未来につないでいきたいとあいさつ。婦女連の牟虹連絡部部長は、平和創出の重要なパートナーである学会女性部と手を携えながら、両国友好の次の50年へ出発したいと訴えた。

 また、学会からは「桜よ海棠よ永遠に――周恩来と日中友好」写真展の反響をはじめ、SDGs(持続可能な開発目標)推進や子どもの幸福に向けた取り組みを発表。天津市婦女連の林潔副主席が、女性の力に光を当てた同市の事業を紹介し、2人の学生が日本文化を学ぶ喜びなどを語った。

 

2022年12月10日中国・婦女連と学会・女性部が交流会


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2022年12月7日

創価大学とベルギーの2大学

 学術交流協定に調印

 

 創価大学の代表がエフェック高等教育学院大学の首脳と懇談

 日本とベルギーの各大学間の学術交流協定調印式が5日、東京都内で開催された。

 これには創価大学の鈴木学長が出席し、ベルギーのエフェック高等教育学院大学、ナミュール大学との協定書にそれぞれ調印した。

 調印式に先立ち、鈴木学長はナミュール大学のアニック・カスティオー学長と懇談。カスティオー学長は、平和創出の重要なパートナーとして、さらに交流の絆を強めたいと語った。

 また、エフェック高等教育学院大学のエマニュエル・アヴレンヌ学長一行が6日、東京・八王子市の創価大学を訪問し、同大学の田中副学長らと会見。アヴレンヌ学長は、多様な分野における学生交流の充実に力を注いでいきたいと述べた。


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2022年12月6日

青年部 駐日中国大使館職員と交流

周恩来総理と池田先生の会見から48年

 

 学会青年部と駐日中国大使館青年職員の交流会が5日、東京・信濃町の総本部で開かれた(写真)。

 この交流会は中国の周恩来総理と池田先生の会見の日である12月5日を記念して、日中関係の友好発展に向けた青年交流の場として開催されてきたもの。

 西方青年部長は、日中国交正常化50周年を記念して青年部が実施した連続講演会や意識調査の結果等を紹介。姜恩橋公使参事官は、先人たちの努力を忘れず、両国の友好をそれぞれの立場で開いていきたいと語った。

 梁島男子部長、林池田華陽会委員長、劉丙鑫氏があいさつ。グループディスカッションが行われた。

 また同日、大使館一行は民音音楽博物館も見学した。

世界広布新時代

創立100周年へ

2030年 

 

世界青年学会

開幕の年

(2024年)

2013.11.18

広宣流布大誓堂落慶

更新日

2024.10.15

第2313回

 

日天月天ワンショット

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