2016年10月9日
失敗や挫折など恐れる必要はない
<異体同心の"根本軌道"を固めよ!>
長き法戦の途上には、さまざまな行き詰まりや失敗もあるかもしれない。正法の道を踏み外す愚(おろか)な徒輩(とはい)が現れることもある。
しかし御書に『前車のくつがへ(覆)すは後車のいましめ(誡)ぞかし』(兄弟抄、1083頁)──前車が覆ったのは、後車のいましめなのである──とあるごとく、どんな困苦や一時的な後退も、すべてをたくましく、新たな前進への糧(かて)とし、未来への財産としていけるのが妙法である。ゆえに失敗や挫折(ざせつ)を恐れる必要はない。
要するに、″根本軌道″さえ厳として固めていけば、多少の試行錯誤はあっても、決して勝利への前進がやむことはないのである。
私どもの法戦にあってその根本軌道とは何か。それは、大法を受持し、大法を弘(ひろ)め、広布を進める仏子である同志を守りに守り、うるわしい異体同心の世界を築いていくことである。
1989年4月19日第十六回本部幹部会
2014年8月4日
失敗は財産となる
人には、必ず失敗があるものだ。失敗は、恥ではない。そのことで落ち込んでしまい、くよくよして、力を発揮できない弱さこそが恥なのだ。また、同じ失敗を繰り返すことが恥なのだ。失敗があったら、深く反省し、そこから何かを学ぶことだ。
そして、二度と同じ過ちを繰り返さないことだ。さらに、それをバネにして、大きな成長を遂げていくのだ。その時、失敗は財産に変わるのである。
小説 新・人間革命 25巻 薫風 212頁