2020年5月21日
第1672回
学会の代表
ここで、戸田先生のご指導を紹介したい。先生は言われた。
「外へ出れば、一人であっても、学会全体を代表しているのである。個人ではない。学会の代表という責務に立たねばいけない」
この自覚が大切だ。
また、先生は「貧相な姿では、立派な外交の仕事はできない」とも言われていた。戸田先生は、こういうところにも気を使われた。貧相では、バカにされる。それだけで負けてしまう。
先生は叫ばれた。
「臆病者は学会から去れ! 意気地なしは学会から去れ! 学会と生死を共にする者だけが真実の同志だ」
そのとおりだ。臆病者の集まりでは広宣流布はできない。世界広布はできない。
今、私は全生命を賭して世界広布のために戦っている。ただ広宣流布のため――その責任を担う私の人生には、自分の楽しみなどはなかった。
第三代会長に就任した時に住んでいた小林町(東京都大田区)のわが家は、たいへんに質素だった。私の家を訪ねてきた人が、気付かずに通り過ぎてしまう。それくらいの小さな家だった。
昭和四十一年(一九六六年)に、信濃町に引っ越しをした。その自宅もまた、質素なものである。
私は、私財もなげうって広布を支えた。血のにじむような努力をして、恩師の教えのままに、すべてを学会に捧げてきた。これほど尽くしてきた弟子は、ほかにいない。
2006.3.4本部代表者会議
2017年3月2日
学会員は大聖人の分身
<その身分は最尊、最高>
戸田先生は、こうも語られていました。
「(学会員は)『仏の使い』であります。如来につかわされた身であります。大聖人の分身であります。凡夫のすがたこそしておれ、われら学会員の身分こそ、最尊、最高ではありませんか」
創価学会は、かけがえのない人間の蘇生のドラマを生み出してきました。未曾有の人間教育の大地といってもよいでしょう。それも全て、私たち一人一人が、広宣流布という大目的に向かって走り抜いているからです。
大願に生きる時に、偉大な人間革命の軌跡を残すことができます。
妙法と共に、学会と共に、同志と共に生き抜くならば、いかなる苦難も試練も変毒為薬して、必ずや見事な勝利劇を演ずることができるのです。
大白蓮華2017年3月号№809 16頁