今月のメッセージ

2025年6月度

 我らは「種を蒔く人」なり

 

 我ら創価家族は「種を蒔く人」である。
 妙法という、最極の「幸福の種」を、「平和の種」を蒔いて、蒔いて、蒔き広げていくのである。
 御本仏・日蓮大聖人は、『三世十方の仏は必ず妙法蓮華経の五字を種として仏となり給へり』(1072頁)と仰せになられた。
 我らが唱え、弘めゆく南無妙法蓮華経の題目は、一人ももれなく絶対に「仏」になれる種である。
 それは、地球上はもとより、はるか大宇宙にまで遍満する「仏界」という生命の蓮華の花を、爛漫と咲かせゆける根源の「仏種」なのである。
 泥沼の如き濁世に、この種を忍耐強く蒔き続け、幸と平和の花園を創るのが、広宣流布といってよい。
 大聖人は、厳しき現実社会の真っ只中で悪戦苦闘する在家の門下を最大に信頼し、激励なされた。
 『其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつりて候ぞ、仏種は縁により従(よ)って起る』(1467頁)と。
 使命の国土を離れて、仏法はない。
 自らが誓願して躍り出た宿縁の現場を駆けずり回って、悩める友を励まし続けていくリーダーこそ、地涌の菩薩の実像である。
 わが地域の妙法流布を真剣に祈り抜き、積極果敢に一人ひとりと会い、智慧を尽くして社会に貢献する。
 この「仏縁」を誠実に、また大胆に結びゆくことが、信仰している、していないを問わず、人々の心田(心の大地)へ「仏種」を蒔くことになるのだ。
 植物の種には、長い長い歳月を耐え抜く力がある。
 戸田先生が第二代会長に就任された1951年(昭和26年)、大聖人御生誕の天地・千葉で約二千年前の遺跡から蓮華の種が発見された。翌年、見事に開花した「大賀ハス」である。時を同じくしてアメリカで数万年を経た蓮華の種が花開いた。
 戸田先生は、まさしく日蓮仏法が大興隆する瑞相なりと、それはそれは喜ばれたのである。
 『一句妙法に結縁すれば億劫にも失せず』(793頁)と仰せのように、ひとたび蒔いた「仏種」は永久に失われない。
 ゆえに仏法を語った相手が、すぐに信心を始めなくとも、落胆する必要などない。おおらかな心で、その種を育んでいけばよいのだ。
 団地部、地域部、農漁光部、勝利島部をはじめ、誠心誠意、地域に献身して、内外を問わず慕われている創価の長者の方々が、いずこにも光っている。
 皆、分厚い偏見や反発にも怯まず、仏縁を結び続けてきた。自分が苦しい時こそ、人を励まし抜いた。そして、『現在に眼前の証拠あらんずる人・此の経を説かん時は信ずる人もありやせん』(1045頁)との御聖訓のままに、勝利の実証を示してきたのだ。
 きょうも、尊き「無冠の友」が聖教新聞を掲げて、打ち鳴らしてくれる暁鐘とともに、地涌の「仏縁」の拡大は始まる。我らの祈りと行動、対話と振る舞いで、楽しく伸び伸びと「仏種」を蒔きゆこうではないか! 人類の心田を豊かに耕しながら!

 

 励ましは
  仏縁広げる
   幸の声
  不退の笑顔で
   勝利の種を

 

 大白蓮華2018年6月号№824巻頭言


2025年5月度

日々、「創価の母の日」であれ!

 

<断崖絶壁に立って、″もう一歩も退かない″と決めて祈った時から、

「宿命」は「使命」に変わり始める>

 

 雨が降ろうが、風が吹こうが、太陽は必ず昇る。

 広宣の太陽たる母たちもまた、決してたゆまない。

 「法華経」では、一人のために、たとえ一句でも正法を語れば、それは「如来の事」、すなわち「仏の仕事」であると明かされている。

 「御義口伝」では、この仏の語らいの意義を――

 第一に、「柔和忍辱」の衣を着て行われる。

 第二に、「不惜身命」の修行である。

 第三に、「母の子を思うが如くなり」と、明快に示されている。(737頁)

 御本仏の仰せ通りに、聡明な忍耐の心と恐れなき勇気、そして大いなる母の慈悲で妙法を弘め、幸と平和の陽光を放ってきたのが、偉大な婦人部である。

 自らも言うに言われぬ苦労を抱えながら、悩める友に題目を送り、一緒に勇んで乗り越えゆく創価の母たちの心は、「如来の心」そのものである。

 気取らず飾らず、ありのままの笑顔で皆を励まし続ける創価の母たちの振る舞いは、まぎれもなく「仏の振る舞い」ではないか。

 婦人部(現女性部)あればこそ、学会家族は明るく温かい。

 婦人部あればこそ、広宣流布は限りなく進む。

 婦人部あればこそ、令法久住は行き詰らない。

 我らの元朝たる五月の三日は「創価学会母の日」だ。尽きせぬ感謝を捧げゆくとともに、仏に等しい母たち女性たちが無量無辺の福徳に包まれるよう、皆で祈り、広布の誓願を新たにする日なのである。

 日蓮大聖人は、女性門下たちに繰り返し、

 『常によりあひて御覧あるべく候』(同生同名御書、1114頁)、『同心なれば此の文を二人して人によませて・きこしめせ』(国府尼御前御書、1324頁)等と呼び掛けておられた。

 少人数で集まり、仏法を学び、行じ、仏性を輝かせ合って前進する――。今、日本中、世界中で花咲く婦人部のグループをはじめ草の根の語らいは、何と深く大聖人のお心に連なった宝の会座であろうか。

 『耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり』(法華初心成仏抄、552頁)と仰せの如く、幸福の種が広がるのだ。

 私の妻も、時間を見つけては懇談や小さな会合に飛び込んできた。一人ひとり、さまざまな現実の課題から断じて逃げずに奮闘する地涌の宝友である。

 戸田先生の御指導を踏まえて、

 妻が折々に同志と語り合ってきたことがある。

 

 断崖絶壁に立って、

 ″もう一歩も退(しりぞ)かない″と決めて祈った時から、

 「宿命」は「使命」に変わり始めるということである。

 

 この「人間革命」の朗らかな逆転劇を生み出していく大地が、創価の励ましのネットワークだ。誰一人として孤立させない、仲良く賑やかな女性のスクラムこそ、家庭も地域も社会も蘇生させゆくオアシスであろう。

 世界平和の希望の源泉も、ここにある。

 『母の恩の深き事大海還って浅し』(上野殿御消息、1527頁)

 けなげな母たちを思えば、大海原の如く大生命力が湧いてくる。

 我らは日々、「創価の母の日」と決めて、太陽と共に今日も元気に前進だ!

 

  太陽の

   母のスクラム

    不退なり

   常楽我浄と

    光風かおらせ

 

 

 大白蓮華2018年5月号№823 巻頭言


2025年4月度

一人ももれなく!

 「歓喜の中の大歓喜」の波動を

 

仏種が花開いていかないわけがない>


 御聖訓には、

 『無一不成仏と申して

  南無妙法蓮華経を只一度申せる人・

  一人にして仏にならざるはなし

 (御書1573頁)と記されている。


 人々を幸福にする妙法の功力とは、

 これほどまでに大きい。

 ゆえに仏縁を結ぶことが、

 いかに大切か。

 また、広宣流布の陣列に、

 ひとたび縁した一人一人が、

 いかに大事な存在か、

 計り知れないのだ。


 日蓮大聖人は門下に、

 『一日片時であっても

  私の命を助けてくれた人々であるから、

  どうして他人のように思えようか

 (御書1489頁、趣意)と仰せである。

 そして、その人の難しい立場を思いやられ、

 『何があろうとも、どうして、

  あなた方を見捨てるようなことがあるでしょうか

 (同頁、趣意)と明言された。


 御本仏の慈悲は、

 あまりにも広大無辺であられる。

 このお心を拝する創価家族のスクラムは、

 この世で最も明るく、麗しく、

 大らかな人間の絆なのだ。


 今、思うように会合に参加できない同志もいる。

 あるいは、組織から遠ざかって久しい場合もあろう。
 しかし皆、宿福深厚なるゆえに、

 妙法を受持した地涌の菩薩である。

 心田に蒔かれた仏種が、

 芽吹き、育ち、花開いていかないわけがない。
 だからこそ、強盛に題目を送り、

 「歓喜の中の大歓喜」の波動を、

 友の生命に伝え広げていくのだ。

 真心を込めて訪問・激励を、

 粘り強く重ねていくのだ。

 

大白蓮華2016年4月号№798 巻頭言(抜粋)

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